ライブ インテリジェンス アカデミー(LIA)

日本の伝統文化の情報を国内外に配信していくための団体です。 その活動を通じ世界の人々と繋がっていく為の広報サービスです。

唐時代の屈指の名品「婦人俑」 ふくよかな造形の美しさが際立つ 【大阪市立東洋陶磁美術館】

2024-09-12 10:14:43 | 美術館

展示台が回転することにより

いろんな方向から作品が楽しめる。

 

ふくよかで豊満なスタイルの

婦人俑が回転していたので

見惚れ動画撮影を忘れてしまった。

 

8世紀の唐時代のもので

婦人俑屈指の名品と書かれてあった。

 

彩色はほとんど落ちてしまっているが、

かえって造形の美しさが際立っていた。

 

よく見ると、

ふくよかなスタイルはもちろんだが、

首を傾けている姿や

指のしなやかさなどが美しさを増幅させる。

 

 

 

 

 

 

 

 

文・写真/ 渡邉雄二

 

#大阪市立東洋陶磁美術館 #回転展示台 #加彩婦人俑 #ふっくら豊満 #唐時代の作品 #可愛らしく美しい

 

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「鼻煙壷」の魅力にはまる  【大阪市立東洋陶磁美術館―<鼻煙壷Ⅰ>―】

2024-08-16 14:53:27 | 美術館

むかし、ロンドンの蚤の市で、

小さくて可愛らしく、

そして素晴らしいデザイン造形が施された壷を

手にとって眺めた記憶がある。

 

購入できる金額ではなかったので見るだけだった。

それが、「鼻煙壷(びえんこ)」との初めての出会い。

その時、こんな小さなものに心が動かされたことを覚えている。

 

しかしながら、それ以来、鼻煙壷を見る機会はまったくなく、

7年ほど前に東洋陶磁美術館を訪れたときに

「沖正一郎コレクション」として鼻煙壷が並んでいた。

 

ロンドンで手にした1個の鼻煙壷の感動が

数百倍になって爆発したようだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

文・写真/ 渡邉雄二

 

#東洋陶磁美術館

#鼻煙壷

#沖正一郎コレクション

#ロンドン蚤の市

#鼻煙壷を初めて知る

#小さくて可愛らしい

#嗅ぎタバコ入れ

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大阪市立東洋陶磁美術館で出会った「鼻煙壷」の魅力 【記憶に残る一枚―鼻煙壷―】

2024-05-24 15:23:23 | 美術館

ご承知のとおり、大阪市立東洋陶磁美術館は、質量ともに芸術性の高い東洋陶磁を収蔵・展示する美術館として名を馳せている。

今年4月にリニュアルオープンし、さらに東洋陶磁の世界的権威のある美術館として生まれ変わった。その姿と、東洋陶磁の逸品を改めて鑑賞してみたいと思っている。

 

もう、5、6年前になるだろうか、美術館に行ったおりに、それは、それは豪華絢爛で可愛らしい、「鼻煙壷」と出会った。その時の印象を鮮明に覚えている。はじめは、小さな陶器の壷に装飾が施されている装飾品だという認識であったが、専門家にご教授いただいて、はじめて秀逸で歴史的価値の高い鼻炎壷だと知った。

 

中国の清朝時代の王宮ではやった、粉状の嗅ぎタバコを入れる容器。中国独特の華やかな美術工芸品としてもてはやされていたようだ。アメリカからヨーロッパに伝来され、ヨーロッパで箱型容器が主流となり、それが中国に伝わり陶器の密閉型に変容され、中国独特の美しい工芸細工が施された。

 

初めて鑑賞したとき、ガラス越しにのぞき込むように一つひとつの壷を眺め楽しんだことを記憶している。鼻煙壷の名品ではあるが、豪華絢爛な装飾品として耀きを放っていた。写真を見ながら懐かしく思いおこした。

 

 

 

 

 

 

 

リポート&写真/ 渡邉雄二

 

#大阪市立東洋陶磁美術館

#リニュアルオープン

#東洋陶磁の逸品が揃う

#鼻煙壷

#中国清朝時代

#東洋陶磁

#豪華絢爛

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海北友松の押絵貼屏風にみる禅僧の姿 【福田美術館「ゼロからわかる江戸絵画」より】

2023-12-08 14:22:10 | 美術館

海北友松(かいほうゆうしょう)の絵を初めて観たのは、数十年前になるが、臨済宗の大本山建仁寺の襖絵の龍である。その時、襖に描かれている龍を観ての衝撃は今でも覚えている。その絵が写真の雲龍図。それをキッカケに龍に関心をもつようになった。と同時に、海北友松をはじめとする江戸時代に活躍した絵師やその絵に魅かれた。

 

 

 

さて、先日来よりシリーズで掲載している福田美術館で開催されている「ゼロからわかる江戸絵画」の中から、今回は、安土桃山時代の後期から江戸時代にかけ活躍した、私の好きな「海北友松」の押絵貼屏風を紹介する。

解説は、美術館の画の横に置かれている解説をそのまま転載。分かりやすい解説文なのでそうさせてもっている。六曲一双の左隻と右隻の文人画と賛の押絵貼屏風である。一枚一枚は詳しく分からないが、達磨や僧侶の姿を描いている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

海北友松画 玉室宗珀ほか 賛   禅宗祖師・散聖図押絵貼屏風

名だたる禅僧大集合

禅宗を開いた達磨や出家した僧侶の姿を描いた作品。薄い墨で形をとった岩や人物の衣などに鋭く勢いのある筆遣いで濃い墨の線を足すことで、絵の動きとアクセントを与えています。友松の描く人物は衣の中に風が入って膨らんだように見え、「袋人物」とも言われます。各図の上には10人の禅僧による漢詩が書かれている。

 

 

リポート&写真/ 渡邉雄二

作品/ 福田美術館「ゼロからわかる江戸絵画」より

 

#福田美術館 #京都嵐山 #ゼロからわかる江戸絵画 #海北友松 #絵師 #押絵貼屏風 #文人画 #名だたる禅僧の漢詩

 

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伊藤若冲の雲中阿弥陀如来像図の魅力 福田美術館「ゼロからわかる江戸絵画」より

2023-11-27 10:09:39 | 美術館

伊藤若冲が描いた仏画はそんなに多くはない。有名なものとして「釈迦三尊像」が知られている。この三尊像は40代の前半から50代にかけ約10年を費やして描いたものである。現在は国宝として相国寺の承天閣美術館に所蔵されている。

 

そして、もう一つ若冲が描いた作品の中で大好きな仏画がある。若冲が30代のときに描いたといわれている「雲中阿弥陀如来図」である。ご覧のとおり、実にシンプルな仏画で、彩り鮮やかな釈迦三尊像とは真逆である。

雲から上半身を出した阿弥陀如来が胸の前でボタンの花をもつ姿。また、後光は円の外側を薄墨で塗り、中は紙の地を見せることで表現している。色彩や形状のシンプルさが美しさを引き出している。

 

さらに、頭部の毛を螺髪のように見せながら塗りつぶし、額の中央部分をほんの少し扇形に地を見せている。いままで見たことのない描き方なので想像が膨らむ。

 

 

 

 

伊藤若冲の「雲中阿弥陀如来像図」

 

リポート&写真/ 渡邉雄二

作品/ 福田美術館所蔵作品

 

#京都嵐山 #福田美術館 #ゼロからわかる江戸絵画 #伊藤若冲 #雲中阿弥陀如来像 #仏画 #シンプル #胸に掲げるボタン #ボタンをもつ阿弥陀如来像図

 

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