おもしろい本を読んだ。
それは「いまさらきけない化学の疑問」。
身近な疑問を化学的に、しかしわかりやすくしてくれる。
たとえば、巷でよく話題になるマイナスイオン。
あれは化学式でマイナスの記号がついている陰イオンとは別物で、
負イオンのことだというのは、この本を読んで初めて知った。
しかも、マイナスイオンの効果はいまだにはっきりしておらず、
マイナスイオン商品のほとんどは怪しげなんだそう。
昔、これを読んでいたら、トルマリンゴなんか買わなかったと思う。
せっけんで泡ができる説明に出てきた水をくわえているヘビの図は
かわいくて、しかもわかりやすいイメージで、ずっと頭から離れない。
昔習ったベンゼン環以上に印象的だった。
ナノ粒子は危険かもしれないという最新の話題から、
ガス風呂より薪風呂のほうが体が温まるというのはほんとうか?なんていう
ロウテクのなぞの解明まで、話題はもりだくさん。
今度は「いまさらきけない物理の疑問」を借りてくるつもり。
ここへ来て、やっと夏らしい日が始まった気がする。
長雨が苦手な植物のいくつかは、やはり梅雨を越せなかった。
ラムズイヤーは毛がいっぱい生えていて、見るからに蒸れてしまいそうだが、
庭の西に植えてある株は、やはりこんなふうになってしまった。
ここはわりと水はけがよく、昼過ぎには日が当たらなくなるし、
混み合っているところは、予防的に葉を減らしたのだけど。
ちなみに、右上に見えるクリスマスローズの小さな苗は、
休眠しているはずの夏に、新しい葉を出した(黄緑色の葉がそう)
でも、東の庭に植えたラムズイヤーは、すごく元気だ。これで1株。
右のほうにもう2株あるが、そちらも元気。
これは春に直播きしたオダマキ。庭の西に播いたほうは枯れかけている。
オダマキも東の庭に播いたほうは青々と茂っている。
全部1箇所に植えたり、播いたりしないほうがいいようだ。