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一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

379   2011年9月 岩戸句会 

2011年09月28日 | 岩戸句会

 星月夜独りうどんを喰って寝る   遊石

霧深しされどこの道ひたすらに 

 

かぐや姫が落せし鏡月の海     

秋暑し白布を剥がす開眼墓

 

太閤忌はかりの上の金指輪     炎火

太閤忌流るるラップミュージック   

 

日の丸を挙げし家あり敬老日    洋子

一病は仕方なきこと栗拾う

 

何事も潮時引き際太閤忌      正太

ニコライ堂暑き正午の鶏頭花

 

秋の声さらさらさらと米洗ひ    章子

秋草のそのかそけさを束ねたる

 

寝待月枕代わりの太閤記      歩智

秋の夜は更けてまたよしハワイアン

 

台風裡棟梁の声けたたまし     豊春

妻遺し旅立つ日もある太閤忌

 

秋彼岸待ちたるごとく友の逝く   侠心

年長けつ思いも古りて秋彼岸

 

ちんぽこの痒き少年蚯蚓鳴く    雲水

赤とんぼ少年老ひて来たりけり

 

天高し三日坊主の一万歩      稱子

誰にも告げず花野に隠れてしまおうか

 

勝負あり法師蝉対彼岸花      空白

野分痕壊れ傘カサ路の側