一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

369  秋暁や何処へ去れる夢の母

2011年09月18日 | 

 (しゅうぎょうや /いずこへされる/ゆめのはは)

 

20才の頃、フロイドの「夢判断」の影響で、2,3年夢日記を付けていたことがある。枕元に日記を置いて、目覚めたら直ちに灯りを付けて夢を記録していた。しかし、その夢を分析し、自分の生き方に反映させることは、とうとうなかった。残念ながら、ノートの所在が分からない。

 

さて、母が亡くなって10年近く経った頃の夢。母が、父ではない知らない男と去ってゆく後ろ姿を、私が見送っている。

私は唖然として言葉が出ず、唯後ろ姿を見送るのみ。目覚めてから、なんともやるせない気分になったのを覚えている。

 

 それにしても最近、昔ほど夢を見なくなった。年のせいかなあ。たぶんそうだろう。ぼけると、夢を見なくなるんだろうか。

 

 

ハナシュクシャ(花縮砂)、別名ジンジャー

コメント (2)
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