一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

357  石仏の腕に傷ある大花野

2011年09月05日 | 

(せきぶつの/うでにきずある/おおはなの) 

  

石仏の道を歩いていて、石仏に首がないのを発見。あたりに転がっているのではないかと探してみたが、どうしても見当たらない。山の坂道だから、遠くへ転がっていったのかも知れない。首だけ盗まれた訳ではあるまいが不思議なことがあるものだ。

 

 

大花野石に首なかりけり

 

 

これを、そのまま投句するのには抵抗があった。最近、一斗缶のばらばら殺人事件があったし、そういう厭なことを連想しないように、という配慮ではある。又、石仏が可哀そうで、句会では「腕に傷」ぐらいで良かろう、と変えてみた。こんなことをして、良いのかどうか私には分からない。

 

コメント
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