一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

390  親鸞と酒を蓋に乗せ夜長風呂

2011年10月09日 | 

(ふたにさけと/しんらんをのせ/よながぶろ)

 

自慢じゃないが、私は暑さには結構強いが、寒がりである。今頃の「やや寒」「うそ寒」「そぞろ寒」「肌寒」などというのは、大嫌いだ。だから、もう若くもないし、決して痩せ我慢はしないことにしている。

 

そこで四,五年前から、夜はもとより、朝風呂に入るのが日課になった。しかし、家庭風呂は、温まるまでに退屈して、じきに出たくなってしまう。

 

そこで、風呂の中で本を読むことにした。勿論、酒やラジオを、時によっては酒肴も持ち込むこともある。ぬるめの湯にゆっくり浸かり、びっしょり汗をかくまで入る。

 

先日、五木寛之氏が私と同じことをしているので、大笑い。しかし、彼は更に私の上を行っているので、感心してしまった。

 

彼は、風呂に入っても、決して身体を洗わないそうだ。勿論髪も洗わない。これは、実に理に適っている。これが分らない人は、たぶん現代病にかかっている。

 

この句にあえて「親鸞」を選んだのは、五木寛之氏への賞賛の故である。

 

シオン(紫苑)

 

 

 

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする