一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

382   かぐや姫が落せし鏡月の海     薪

2011年10月01日 | 

 (かぐやひめが/ おとせしカガミ/ つきのうみ)

 

かぐや姫の登場する竹取物語は、平安時代前期に書かれた日本最古の物語とされている。作者不詳ではあるが、紀貫之が最有力だとか。

 

竹取物語には、様々な特徴があるそうだが、竹は神の依代(よりしろ)であり、呪力を持つと考えられていたようで、故に七夕に竹を使うなど神聖視してきた歴史があった、という。

 

そこで、気になるのが竹の種類であるが、どうやら「淡竹」という竹らしい。真竹の可能性もあるようだが、日本を席巻してしまった孟宗竹はあり得ないとか。

 

 さてこの句、十五夜の月を映す海を、月に帰るかぐや姫の落とした鏡と想像した、という。

  

ヤマトリカブト(山鳥兜)

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