(かぐやひめが/ おとせしカガミ/ つきのうみ)
かぐや姫の登場する竹取物語は、平安時代前期に書かれた日本最古の物語とされている。作者不詳ではあるが、紀貫之が最有力だとか。
竹取物語には、様々な特徴があるそうだが、竹は神の依代(よりしろ)であり、呪力を持つと考えられていたようで、故に七夕に竹を使うなど神聖視してきた歴史があった、という。
そこで、気になるのが竹の種類であるが、どうやら「淡竹」という竹らしい。真竹の可能性もあるようだが、日本を席巻してしまった孟宗竹はあり得ないとか。
さてこの句、十五夜の月を映す海を、月に帰るかぐや姫の落とした鏡と想像した、という。
ヤマトリカブト(山鳥兜)