一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

388  明暗を分けし一投子規忌かな   となみ

2011年10月07日 | 

(めいあんを/わけしいっとう/しききかな)

 

正岡子規の忌日は、明治35年9月19日。糸瓜忌(へちまき)、獺祭忌(だっさいき)ともいう。子規はわずか36才でこの世を去ったのだが、俳句・短歌などその功績は偉大。子規は、幼名「のぼる」から「野球」という雅号を用いたそうである。

 だから、この句の「一投」は、野球の投手の「一投」に決まっている。「明暗を分けた」と言っているが、子規の親友、漱石の小説「明暗」とは関係ないのかな。

 

明暗を分けたと言っているが、明と暗では大違いなのに、打たれたのか打たれなかったのか、勝ったのか負けたのか、どっちなのか、言っていない。

しかし、私の結論を言うと、この試合、明から暗へ、つまり逆転サヨナラ負けしたのである。

仙石の花野

 

 

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