一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

391 亡き友肩に手をのするごと秋日ぬくし   草田男

2011年10月10日 | 

  

(なきともかたに/てをのするごと/あきびぬくし)

 

初心の頃だったが、歳時記にこの句を見つけて数えてみたら、なんと7・7・6。なーんだ、575である必要なんてないんだ、と眼からうろこが落ちた。

ましてや、山頭火などの句に出会うと定型にこだわる方がおかしい、ということがよく分かる。収まるのに収めないのは困るが、字余り字足らず大いに結構。しかし、結構収まってしまうものでもある。

 

問題はやっぱり中身だね。中身が良ければ、字余り字足らずなど気にならない。

 

秋日ぬくし字余り字足らず気にならず

 

 

 

コメント
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