一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

403  裏山へ鴉は帰る秋の暮

2011年10月23日 | 

(うらやまへ/からすはかえる/あきのくれ)

 

夕暮れになると、湯河原の町から、出稼ぎに行っていたカラスたちが、一斉に帰って来る。町からねぐらまで、直線距離で3kmほどだろうか。100~200羽のカラスが、我が家を飛び越えて、標高500メートル程の山のねぐらへ帰って行く。びゅんびゅんと飛び越えて行く様は壮観で、終わるまで見飽きない。

 

又、ねぐらの真下は、私と犬の散歩コースにもなっていて、日が暮れるまでカラスたちは飛びまわっている。

 

カラスは、情愛が深いという。「別れ鴉」という季語もあるし、「七つの子」にもあるように、カラスは結構人間から可愛がられていたのだ。

 

ところが、最近はゴミを漁ったりして人間に嫌われてしまった。しかし私は、人間ではなくカラスに味方したい。我々人間の方が悪どいことをしているからだ。

 

 

コメント
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