一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

838  一病を自慢しあいて冬茜      洋子

2013年02月02日 | 

 若い頃、といっても20年前くらいだろうか。10人程のほとんどが老人の新年会に出席したことがある。ところがあちらの席でも、こちらの席でも、会話のほとんどが、病気の話であった。当然、私はそれらの話には、入っていけなかった。

 そこで、座が静かになった時、「皆さん、折角の新年会ですから、もっと楽しい話をしませんか」というようなことを言ったところ、一人の方が「それならまず、あなたが楽しい話をしたらいい、どうぞ」とすごい剣幕で切り返されて、困ったことがあった。

 今この齢になって当時を考えると、反省しきり、穴があったら入りたい心境である。

コメント (3)
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