歳時記に載っている不思議な句を発見。①「世が果てる」とは、人の世が果てるということだろうが、隕石の落下や、核戦争、新種病原菌などによる人類の滅亡を想定しているのだろうか。それとも、単に自分が死んだら・・・程度のことだろうか。
②蕗の薹を「ひとり」と人称しているのは何故か。植物を君・お前・と言ってもおかしくはないが、「ひとり芽吹く」と言われると違和感を感じる。
選者の山本健吉が、何故この句を選んだのか。又、googleで検索したが、俳句も作者も全く記録が出てこないのは何故か。
さて、今日私は蕗の薹を6個も採ったので、蕗の薹味噌を作る予定。それを6人芽吹いていたなどと思ったら・・・・・この句の作者は、生涯決して蕗の薹を採らなかっただろうし、食べなかったのだろう。それは、断言できる。
そうだとすると、作者は日頃何を食べていたのだろうか。いづれにしても、疑問の多い句ではある。