一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

846  早春の君は気紛れだから好き  ゆかり

2013年02月10日 | 

 「女心(男心)と秋の空」は、人の心が秋の空のように変わりやすい、移り気だ、という例えのようだ。

 しかし、冬の太平洋側は晴天が多く、春になってようやく雨や雪が多くなり、天候不順が続く。逆に秋の方が「天高し」「秋晴れ」などの季語が示すように、晴天のイメージが強いのではないか。だから、秋の空より、早春の空の方が、相応しいような気もする。

 この句の「君」は、恋人のことなのだろうが、気紛れな早春のことを指していたとしても、少しもおかしくはない。

コメント (2)
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