随分昔のことだが、夕暮れの山焼きで火を止める頃、一組の夫婦が守る中を、激しい真っ赤な火柱が立っていた。美しいその光景をなんとか一句にまとめたい、と思っていたが、なかなか適切な言葉が見つからないでいた。
心火、劫火、業火、活火、急火、炎火、熱火、猛火、情火、浄火、神火、怒火、烈火・・・・・・辞書には、なんと229件の「○○火」があった。
最初は、「心火」としたが、今では「浄火」が相応しいと思っている。浄火とは、神聖な火。神仏にささげるけがれのない火。
随分昔のことだが、夕暮れの山焼きで火を止める頃、一組の夫婦が守る中を、激しい真っ赤な火柱が立っていた。美しいその光景をなんとか一句にまとめたい、と思っていたが、なかなか適切な言葉が見つからないでいた。
心火、劫火、業火、活火、急火、炎火、熱火、猛火、情火、浄火、神火、怒火、烈火・・・・・・辞書には、なんと229件の「○○火」があった。
最初は、「心火」としたが、今では「浄火」が相応しいと思っている。浄火とは、神聖な火。神仏にささげるけがれのない火。