一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

854  山焼きの浄火となりしひとところ

2013年02月18日 | 

 随分昔のことだが、夕暮れの山焼きで火を止める頃、一組の夫婦が守る中を、激しい真っ赤な火柱が立っていた。美しいその光景をなんとか一句にまとめたい、と思っていたが、なかなか適切な言葉が見つからないでいた。

 心火、劫火、業火、活火、急火、炎火、熱火、猛火、情火、浄火、神火、怒火、烈火・・・・・・辞書には、なんと229件の「○○火」があった。

 最初は、「心火」としたが、今では「浄火」が相応しいと思っている。浄火とは、神聖な火。神仏にささげるけがれのない火。

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