一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1228   うっすらと腋にはりつく薄暑かな   恭子

2014年05月19日 | 

 体のどこに汗をかくかは、どうも人それぞれのようである。私の知り合いに、体にかいても顔にはほとんど汗をかかない人がいる。羨ましい限りである。

 さてこの句、文法的には「腋に薄暑が張り付く」ことになっているが、実際は汗とか下着が張り付いているんだろう。腋は、汗をかきやすい場所である。だから、腋毛が生えているのではないか。それを脱毛しているから、べたべた張り付いて気持ち悪いのだ。

 肌を露出して、腋毛を剃る。文化or文明とは、実におかしなものである。

 

フジ(藤)

コメント (2)
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