一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1221   堰落つる水の千条夏来たる   悠

2014年05月09日 | 

 今日の伊豆は、なかなかの「五月晴れ」である。・・・・と言いたいところだが、旧暦派の私としては、「卯月晴れ」である。だからこそ、ウノハナ(卯の花)が咲いているし、サツキ(皐月)は咲いていない。

 さて、市内を水量の豊かな大き目の川が流れる町は、羨ましい。そこに50センチ~1メートル程度の堰があって、鮎の遡上が見られたり、子供たちがズボンをまくって水遊びをしている風景。確かに「夏来たる」が相応しい。

ウツギ(空木)

豆腐を絞ったカス、「おから」を「卯の花」と呼ぶのはウツギからきているらしい。卯の花の枝の芯が空洞で、おからの「空っぽ」に通じるという言葉遊びと白い花を咲かせるところを見立てた洒落だそうです。