「樹海」とは、海のように広大な森林のことであるが、富士の樹海である青木ヶ原樹海を指すことが多い。富士山頂から眺めると、木々が風になびく様子が海原でうねる波のように見えることから「樹海」と名付けられたという。青木ヶ原樹海は、自殺の名所でもある。
さて、この句の作者は、樹海の色を選んだというが、樹海の色とは緑である。緑のサングラスなど見たことがないので調べてみると、確かにサンプルがあった。緑と一口に言っても、明るい黄緑から暗い緑まで幅が広すぎて捉えどころがない。
作者は一体何故、例えに「樹海」を持って来たのか。それはやはり「自殺」であろう。縁起でもないから、これ以上書くことは止めておくが、推測はまだまだ続きそうである。
シロツメクサ(白詰草)