一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1938   感動は二文字ばかりや夏来たる

2018年05月07日 | 

 最近、気になる面白い言葉が流行っている。形容詞の短縮型だ。

さぶ―(寒い)、あつー(熱い・暑い)、うまー(美味い)、むずー(難しい)、

やばー(やばい)、きもー(気持ち悪い)・・・・・などである。

 若者が多いが、実は5、60代の人も結構使っている。「さぶー」は、駄洒落を聞いた時に、「あつっ」は、火傷しそうな時に、昔から使われているから、私も意外と抵抗なく受け入れてしまって使っている。良し悪しは別として、時代と共に日本語も変わる

タンポポ(蒲公英)敷いた煉瓦の隙間にびっしりと

ブロッコリー

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1936   道無きほど著莪咲き乱る法の山   稱子

2018年05月07日 | 

 京都五山の送り火は、〇大文字山(大)、〇浄土院西山(妙)東山涌泉寺(法)、〇船山(西方寺)、〇左大文字山(法音寺)、〇曼陀羅山の五山で炎が上がるらしい。

 その中の、東山涌泉寺の送り火が「法」の字であり、東山又は涌泉寺が「法の山」と言われているという。

 さて、法の山とは、衆生や修行僧に道を説く寺であろう。この句の「道無きほど」著莪が咲き乱れているとは、昨今の世界の混迷のごとく、仏教など宗教そのものが、道を示すことができなくなっている・・・・ということを暗喩しているのではないのか。

ホウチャクソウ(宝鐸草)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする