川野夏美さんの『孔雀の純情』に続く今年2枚目のシングル『なみだ雲』が11月7日に発売されました。
この新曲については、作詞者が羽衣マリ子さんとなっていますが、実はこの方は梅田みかさんという脚本やエッセイで知られた作家と同一人物だそうです。私は梅田みかさんの著書は読んだことがないですが、1998年の『愛人の掟』はベストセラーにもなったそうです。
この『なみだ雲』の歌詞を見てみると、やはり聴き慣れた演歌・歌謡曲とは一風違ったフレーズがあり、新鮮味が感じられます。
川野さんはここ数年、女性の微妙な心理の表現にすぐれた歌唱力を発揮されています。それは「夏美歌謡」と称すべき独自の歌謡曲の世界になっていると思うのです。
この『なみだ雲』はそんな彼女の持ち味を存分に活かした、とてもいい曲です。ぜひとも大きなヒットとなって、彼女が歌謡曲のトップスターとして活躍されることを期待しています。