真木ことみさんの1月27日発売の新曲は『東京しぐれ』です。
東京がタイトルに入っていると都会派歌謡といったイメージがあり、これまでの彼女とはちょっと違うように思ったのですが、聴いてみれば彼女らしい曲でした。
彼女の持ち味である低音をきかせた男唄で、東京の地名が入っているもののご当地ソング色は薄いです。
歌詞の「東京しぐれ」の部分は他のフレーズに替えてもいいくらいで、むしろタイトルは各コーラスのラストのフレーズ「いちず花」がふさわしい気もします。
メロディーはイントロから懐かしい雰囲気で、何かゆったりした気持になるいい曲だと思います。
男唄ですが、相手の女性を思いやる繊細な心持ちがこもっていて、冒頭から若くして亡くなった相手の母親のことが歌われ、ストーリーを色々想定させるものです。さすがは女性の繊細な心情をうまく表現する朝比奈京仔さんの歌詞だなと思いました。
これは演歌ファンにきっと心地よく感じられる曲だと思いますし、男女を問わずおすすめしたいです。
https://www.youtube.com/watch?v=s0t0WeKsL8g