今回も男性演歌歌手で、それもすごくフレッシュな新人の小山雄大さんです。
このブログで今年になって新人を取り上げるのは初めてになります。昨年は大型新人の梅谷心愛さんをはじめ、佐々木麻衣さん、舞乃空さんといった歌唱力のしっかりした女性新人歌手のデビューが相次ぎました。鳥羽一郎さんの次男、木村徹二さんもデビューしていますが、曲が私の好みではなく取り上げませんでした。
今年は最初に男性新人歌手を取り上げるわけですが、4月10日に『道南恋しや』でデビューした小山雄大さんは、幼い頃から民謡を始め、全国大会で優勝の実績もあるそうで、さすがに声の伸びがよく、またまた楽しみな新人が出てきたと思います。
小山さんは札幌市出身の21歳、身長157センチと小柄でルックスは幼さが残るような可愛い感じです。彼のキャッチコピーが「全国民の孫」とはうまいネーミングですね。
デビュー曲『道南恋しや』は、タイトルから明らかなように彼自身の出身地である道南のご当地ソングで、故郷を離れた若者が望郷の想いを切々と歌い上げています。
作曲はベテランの大家、弦哲也氏が手がけ、正統派のメジャー演歌で、若々しく元気いっぱいに歌っています。
作詞は山崎ていじさんの曲を多く書いている、さわだすずこ氏で、出だしの「風が 風が」はインパクトがあり、2番と3番には道南の地名がたくさん登場します。その中で「噴火湾」は聞き慣れなかったのですが、渡島半島の東側の内浦湾の別名でした。
MVでは彼の祖父母と思われる人が登場し、孫の成長記録のアルバムを見ている微笑ましいシーンがあり、ラストでは3人が一緒に映っていて、アットホームな雰囲気が満ちています。
こういうフレッシュな歌手にはどんどん頑張ってもらって、演歌界を盛り上げてもらいたいものです。
この曲も演歌ファン中心にカラオケでも多くの人に歌われればいいと思っています。