今回は中堅どころからベテランとも言える女性演歌歌手、永井みゆきさんの新曲です。永井さんには随分前に大阪での新曲キャンペーンで一度実際にお会いしたことがあります。スレンダーで繊細な感じの美人で、切な系の女歌の演歌にはぴったりの方だと思います。
6月19日に発売された彼女の新曲が『磐越西線 津川駅』です。このタイトルを見ると一年前にデビューした梅谷心愛さんの『磐越西線ひとり』を思い出します。
特にこのブログでは梅谷さんを強くプッシュしましたので、何か似たようなタイトルで真似をしたような印象も持ったのですが、実は磐越西線は永井さんにとってゆかりの地なのでした。
2022年発売の前々曲『秘螢』のカップリング『阿賀町ひとり』の縁で彼女は阿賀町のPR大使に任命され、それが今回の新曲につながったとのことです。
この曲は磐越西線でも新潟県の阿賀野川沿いの津川駅を舞台にしています。
内容は彼女の得意なパターンで、別れた相手を津川駅で待ち続ける女性主人公の切ない心情を歌い上げています。
小刻みに言葉をつないでいくような出だしが印象的で、タイトルどおりのサビの部分で感情が大きく高まります。
「阿賀野川」「麒麟山」と現地の地名が盛り込まれ、ご当地ソングとして情景をイメージしやすい曲です。
MVでは永井さんの和服姿と洋服姿の両方が見られ、どちらも彼女の美しさが際立っています。
演歌ファンには特におすすめできる曲で、カラオケでも人気曲となりそうです。