♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

フランク永井の思い出

2006年02月15日 | 演歌・歌謡曲
★12日の「昭和歌謡・黄金時代」でフランク永井の映像を見て、色んなことを思い出した。なぜかうちの家族では、フランク永井が唄う曲の歌詞のことがよく話題になった。『公園の手品師』では、「老いたピエロ」が「追いかけろ」に聞こえるとか、『こいさんのラブコール』では「なんで泣きはる 泣いてはる」が「なんで泣き春 泣いて春」に聞こえるなど。この『こいさん・・』の歌詞のこの部分は大阪弁であって、これを同じ関西弁でも京都弁で言うと「なんで泣かはる 泣いたはる」となる。うちは京都だったので、大阪弁がすんなり耳に入らなかったようだ。
フランク永井はこの他にも大阪ものをいくつか唄っているが、奥さんが大阪出身だったからと聞いたことがある。私は『大阪ろまん』が好きだった。「泣かへんお人がしのび泣き」とか「好きやねん 好きやもん」といった歌詞だった。有名なのは「赤い夕映え 通天閣に」の『大阪ぐらし』だろう。
もともとジャズ歌手だったのが歌謡曲に転じただけあって、どことなく洗練されたフィーリングがあった。
彼を生で見たのは、昭和53年頃、勤め先の先輩に連れられて行ったナイトクラブにゲスト出演していたときだった。そのナイトクラブもずっと昔になくなってしまった。

★昨年12月、「平成歌謡塾」に竹川美子が出演したときのプレゼントに応募していたのが当選し、きょうサイン色紙とサイン入り蛍光ペン5色セットが届いた。この番組のプレゼント初応募で当選とはうれしい。
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昭和歌謡・黄金時代

2006年02月13日 | 演歌・歌謡曲
★11日のNHK-BS2「昭和歌謡・黄金時代」は、3がキーワードになっていた。ゲストが玉置宏、浜村淳、山川静夫と、いずれも流暢な語りを持ち味とする名司会三人男だった。そして、歌はまず御三家から始まった。
取り上げられた昭和歌謡は、年代でいうと昭和30年代から40年代の初めくらいで、私は小中学生だった頃。自分から主体的に聴くというよりは、親や姉の趣向に多分に影響されていた。
それに私はどちらかといえばマイナー志向で、あまり脚光をあびなかった歌手、そこそこ売れたがその後忘れられている歌手などに目を向けたくなる。だからこういう特集番組では中程度の満足しか得られないことが多い。

★そんな中でも私がうれしかったのは、「いかねばならぬ・・・」のせりふがなつかしい三波春夫『大利根無情』、純朴な青年のイメージだった佐々木新一『あの娘たずねて』、なつかしい映像紹介での西田佐知子『アカシアの雨がやむとき』とザ・ピーナッツ『情熱の花』など・・・
ムードコーラスも3グループ登場で、東京ロマンチカとロス・プリモスは、つい先日の「名曲の時間です」にも出ていたが、マヒナ・スターズがオリジナルメンバーは二人だけとはいえ登場したのには驚いた。
そして、フランク永井の3曲『有楽町で逢いましょう』 『こいさんのラブコール』 『おまえに』もうれしかった。フランク永井は昭和53年頃、生で見たことがあるだけに感慨もひとしおだった。

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つのだひろ

2006年02月12日 | 演歌・歌謡曲
★トリノ冬季オリンピックが開幕したが、女子フィギュア以外はあまり興味がない。
それで何げなくつけたテレビで、NHKスタジオパークをやっていて、つのだひろが昭和歌謡の話をしていた。GSではタイガースがNHKに出られなかったこと、アイドルが本当にアイドルらしかったこと、ピンクレディー登場のインパクト、そして昭和歌謡に入れるのに違和感があるようなサザンオールスターズなど・・・
まことに昭和歌謡は話題が豊富で、時代を映す鏡のようだ。
そして、つのだひろが『メリー・ジェーン』を唄った。この曲はこの人が唄わないとサマにならない。

★結局、この番組は今晩7時半からのBS-2「昭和歌謡・黄金時代」の前宣伝だったようだが、オリンピックの裏でこういう特集をやってくれるとはうれしい。まあ、中身は見てみないとわからないが、期待を裏切らないように願いたいものだ。
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ムードコーラス

2006年02月08日 | 演歌・歌謡曲
★遅ればせながら、6日のテレビ東京系「名曲の時間です」について。「魅惑のムードコーラス特集」ということで、一時代を画したコーラスグループがそろって登場した。冒頭はしっかり見ていたが、途中からだれてしまったので、曲目は覚えているのだけ。

●ロス・インディオス&シルヴィア
女性をリードボーカルにしたのがカラオケブームに乗って大いに受けた。『別れても好きな人』が代表曲で、デュエットカラオケの定番。

●黒沢明とロス・プリモス
『たそがれの銀座』は、人生幸朗がよくこの曲の歌詞をネタにボヤキ漫才をしていたのを思い出す。出世作『ラブユー東京』と並ぶ代表曲。

●鶴岡雅義と東京ロマンチカ
『小樽のひとよ』は、三条正人の声量は落ちたが、鶴岡雅義のレキントギターは健在だった。「夜のヒットスタジオ」にレギュラー出演していた。

●三浦弘とハニーシックス
『女性は愛に生きる』は、初めて聴く曲だ。このグループは既にムードコーラスブームが終わってから出てきたのではないか。ひところ「演歌百撰」によく出ていた。

●敏いとうとハッピー&ブルー
リードボーカルが森本英世と違うので、同じグループとは思えない。『わたし祈ってます』 『星降る街角』ともよくヒットした。ところで『星降る街角』って、カラオケでは決まったように「あーの まちかど」に続けて、「かどかどかどかど まがりかど」と合の手を入れ、間奏部分でも「1かけて、2かけて・・・」といった変な歌詞ではやし立てていたが、あれって誰が始めたのだろう。また、全国どこでもやっていたのだろうか。

★名曲をたずねて ~ 長崎
『長崎は今日も雨だった』の作詞者、永田貴子(たかし)氏が登場。こんな名前だと誰も女性だと思ってしまうが、れっきとした男性。この人はクールファイブが専属していたクラブのプロモートをしていて、ライバルのコロラティーノに対抗させようと作ったこの曲が大ヒット。言うなればクールファイブ出世の立役者というわけだ。

★それにしてもムードコーラスももはや過去の遺物になってしまったのだろうか。時代がもうこういう歌のスタイルを望まなくなったということか。「栄光の時代、風とともに去りぬ」の心境である。

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演歌百撰・あさみちゆき

2006年02月04日 | 演歌・歌謡曲
★録画した「演歌百撰」を見ると、あさみちゆきが出ていて、ギター弾き語りで新曲『砂漠の子守唄』を唄っていた。あさみちゆきをテレビで見るのは久しぶりだと思う。『井の頭線』が出た頃は、「演歌百撰」 「洋子の演歌一直線」そして「NHK歌謡コンサート」にも出ていた。歌コンでは、『旅の宿』のカバーでも出演していたが、そのとき以来ではないか。生の彼女も、おととし11月のキャンペーン以後は見る機会がない。昨年10月のレインボーコンサートも日程が悪くて行けなかったし・・・

★彼女については「井の頭公園の歌姫」 「中高年のアイドル」など色んな形容がされている。ジーンズルックでギター弾き語りというスタイルは、独特の存在感がある。
『砂漠の子守唄』は、セカンドアルバム「あさみのうたⅡ」にも収録されている曲で、都会の孤独感を表現した、彼女にぴったりのナンバー。ドスもうまく効かせている。

★そのほかでは、長保有紀 『越後海道』を初めて聴いた。どうも『城ヶ島雨情』の二番煎じの感じで、ちょっとがっかりした。岡田ひさし 『ふるさとの親父』は、丘みどりと同じく、この番組がプッシュしているようだが、歌手も曲もアナクロといったところ。
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