♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

新聞記事に「にしん」が・・・

2006年04月16日 | 演歌・歌謡曲
★けさの産経新聞の音楽特集面に、「にしん」の紹介記事が写真入りでかなり大きく掲載されていたのが目を引いた。
見出しは「下町が生んだ昭和系デュオ」と、なかなかうまい表現だと思う。「東京・下町生まれの江戸川ひとみと荒川よしみの二人組で、ピンクレディーを連想させる服装と、昭和歌謡風のポップスをエネルギッシュに歌うスタイルが特徴だ。新作ではバラードに初挑戦、新たな一面を見せている。」と記事の冒頭でどんなデュオかをざっと紹介。それから二人がデュオを組むようになったきっかけや、錦糸町駅前での路上ライブで人気を集め、昨年6月のメジャーデビューに至るまでの経過が書かれている。
「初めてカラオケで二人が歌った曲はザ・ピーナッツだった。」とあってなるほどと思った。「にしん」の歌を聴いた人でザ・ピーナッツを知っている人なら誰もが、ザ・ピーナッツに似ていると思うだろう。それも決して模倣ではなくて、その雰囲気を髣髴させるという意味である。

★記事では「下町育ちらしく親近感漂うのが二人の良さ。」と特徴を書いている。演歌であれポップスであれ、大衆のための芸能では親近感が大切。最近、カラオケは隆盛しているものの、日常生活で誰もが歌を口ずさむということが少なくなった。音楽がマニアックな隘路にはまり込んでしまっているかのようだ。記事の江戸川のコメントに「下町は良くも悪くも近所との仕切りがない。・・・音楽に関しても聴き手との境目がないように歌っていきたい。」とある。実にいい心がけだと思う。この気持ちをずっと持ち続けてほしい。

★最新シングル『TABOO』については、大人の恋愛が題材と紹介し、荒川のコメントは「・・・いつもと違うセクシーな面も出せたと思う」とある。
「にしん」というネーミングにより北海道でも人気が絶大なことが取り上げられ、そして記事のラストは二人の大きな夢のコメントでしめくくられている。

荒川・・・「紅白に出てみたい。錦糸町からの中継で」

江戸川・・・「サンマっていったら(明石屋)さんまさんを思い浮かべるじゃないですか。そのくらい『にしん』といったら私たち、といわれるようになりたいですね」
コメント (2)

黒川真一朗・グラスの氷

2006年04月10日 | 演歌・歌謡曲
★「NHK-FM歌謡スクランブル」で3月のホットミュージック演歌・歌謡曲編として紹介された曲の中で、にしんの『TABOO』とともに私が気に入っている曲が、黒川真一朗の『グラスの氷』だ。これは前に試聴したとき、そして「演歌百撰」で見たときにも取り上げ、「鼻歌のススメ」などと、いささか揶揄したとも取られかねないコメントを書いた。
でもこの曲は本当につい口ずさんでみたくなるような感じであり、男性の曲としてはめずらしく先日CDを購入した。
歌詞だけ見れば、失恋した女性がやけ酒を飲みながらの独り言なので、マイナー調の演歌かと思うが、実際にはメジャーの軽いノリのいい曲である。2番の歌詞の「ひとり携帯電話(でんわ)の アドレス消せば」というのは、今の時代の演歌ならではの表現である。

★この曲での黒川真一朗の歌唱は、全体的に軽快にリズミカルなのがよい。サビの部分では声をひっくり返した感じでメリハリを付けているのも効果的だ。
カップリングの『最上川』は、朗々としたふるさと讃歌であり、黒川真一朗は重苦しくならず、しかも感情をこめて歌い上げている。
コメント (2)

にしん・TABOO

2006年04月08日 | 演歌・歌謡曲
★前に女性デュオ「にしん」のことを取り上げたが、その「にしん」の最新曲『TABOO』はいい曲だ。にしんは発売元の徳間ジャパンコミュニケーションズでは、「演歌・歌謡曲」のジャンルに入れているが、演歌ではなくJ-POPでもないといった感じ。
この曲はちょっとなつかしい気分にさせる歌謡ポップス調とでもいえようか。歌詞に英語も混じっていて、何となく格好がいいし、適度なけだるさと、アダルトな雰囲気と、軽いノリといった歌謡曲のよさがいっぱいつまったような感じだ。もしテレビ番組に出て全国放送されたら、けっこう話題を呼ぶような気がする。

★「にしん」という変わったデュオ名も、考えようによってはインパクトがあって、一度聞いたら忘れない。
最近のJ-POP界のことはあまり詳しくないが、男性デュオではゆずとかコブクロというところがトップクラスの人気をえているようだ。かたや女性デュオというと、ちょっと思いつかない。
NHK歌謡コンサートで見たデュオでは、O’sの他にティンクティンク、つきよみがあるが、O’s以外はどうもパッとしない。その点、まだ歌コンに出ていないが、にしんに大いに期待したい。ジャンルにとらわれない可能性を秘めていると思う。

コメント (2)

ひるの歌謡曲・最終回

2006年04月01日 | 演歌・歌謡曲
★きのうは「ひるの歌謡曲」の最終回が放送された。北山たけしのマイセレクションでは、例によって歌手になった動機の紹介があり、やはり歌手を目指していた父親の影響とのことだった。演歌歌手の場合は両親の影響というのが本当に多い。そういう歌手は人柄的にも親に反発しない素直な性格なのかもしれない。

★思い出の曲はまず、初めて父親に習った北島三郎の『風雪ながれ旅』。大事マンブラザーズバンドの『それが大事』はよくヒットした曲だ。そして母親の好きだったという菊池章子の『星の流れに』を持ってきたところは、両親をバランスよくとの配慮だろうか。
好きな曲は普通3曲かかるのに、長い曲が多いようで2曲だけだった。若手演歌歌手は、ふだんJ-POPを聴くことも多いようだが、北山たけしも2曲ともJ-POPだった。コブクロの『桜』は新しい曲で、きのうのミュージックステーションの「春うたリクエスト」でも1位になっていた。J-POPもこういったメロディーの美しい曲はいい。尾崎豊の『アイ・ラヴ・ユー』、これを聴いてうっとりする女性は多いのだろうな。夭折すると伝説化されて、カリスマ的に崇められることがよくある。俳優ではジェームス・ディーン、赤木圭一郎、政治家ではケネディなど・・・
持ち歌は『片道切符』『男の出船』『男の拳』とデビュー以来のシングル全部がうまく並んだ。

★最後に北山たけしが番組終了のあいさつをした。今から思えば、番組の最後の1年ということで、若手歌手にアピールの場として提供したということなのだろう。
コメント