♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

永井みゆき “おんな泣き港”

2019年07月11日 | 演歌・歌謡曲

永井みゆきさんの新曲は軽快なテンポのメジャー演歌で、彼女のまた新しい魅力が味わえる曲です。

6月19日発売の『おんな泣き港』は、タイトルは悲しいイメージで、内容も主人公の女性が別れた相手を船を乗り継いで追って行くというものですが、曲調は暗くありません。

旅情演歌ですが、水森かおりさんの曲に代表されるような一地点のご当地ソングではなく、1番の大分県別府港から始まり、2番は兵庫県明石港、3番は千葉県館山港と、西から東へと移動します。

こういう日本列島縦断ソングは、森進一さんの『港町ブルース』が代表で、最近では山内惠介さんの『流転の波止場』がありました。いずれも聴いていて動きを感じます。

作詞:麻こよみ氏、作曲:徳久広司氏のコンビは前曲『吉備路ひとり』と同じですが、ちょっと違った路線で勝負した感じですね。

彼女の持ち味の哀愁を帯びた歌唱に力強さも加味されて、いい感じの曲に仕上がっていますので、カラオケでも幅広い層に愛好されそうです。

一見、か弱そうでいて芯が強い日本女性のイメージの彼女が、一味違った新境地の曲のヒットでさらに活躍してほしいと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=OohNyHqLwz0
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山口かおる “うぬぼれて”

2019年07月05日 | 演歌・歌謡曲

個性派の中堅歌手、山口かおるさんの素敵な新曲がまたまた出ました。6月5日に発売された『うぬぼれて』はとても印象的なスローバラードです。

彼女の持ち味のハスキーボイスが、寂しげでやるせないこの曲の情感を余すところなく表現しています。

作曲は彼女の前曲『最後の恋人』に続き木村竜蔵さんが手がけていて、なかなか多彩な曲作りができる方だなと実感します。

また、かず翼さん作詞の歌詞は、男女の感情の行き違いをうまく表していて、タイトルの『うぬぼれて』は、相手のことがよくわかっていると思ったり、いつも自分の所へたずねてくれると思っていたのは、独りよがりのうぬぼれだったと自嘲しているわけです。

この曲はカラオケでじっくり取り組んでみたいと思わせる曲です。メロディーは一見やさしそうでいて、細かい部分が微妙に工夫されているので、しっかり覚える必要があります。

聴く分には山口かおるさんのハスキーボイスを十分に味わい、歌うに当たっては曲の心を大切に自分なりの表現を心がければいいでしょう。

演歌・歌謡曲のジャンルにとらわれない彼女の個性派歌手としての活躍に、これからも期待したいと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=r6vkR1E5r1Y

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今年前半期の個人的ベストテン

2019年07月01日 | 演歌・歌謡曲
早いもので今年も7月になりましたので、このあたりで昨年の10月以降に発売された演歌・歌謡曲のうち、私の印象に残った曲を10曲あげてみたいと思います。

1.雪恋華(市川由紀乃)
重量感のある演歌で、市川由紀乃さんの表現力が味わえる名曲です。カラオケで歌われるよりも聴かせる曲をとの意欲が感じられます。

2.花は苦労の風に咲く(杜このみ
若くて華やかさのある杜このみさんの人生応援歌は、心地よい味わいです。

3.望郷さんさ(津吹みゆ)
民謡調の節回しが冴え渡っています。もっともっと伸びてほしい。

4.尾曳の渡し(森山愛子)
会津追分に続くご当地ソングの本格演歌で、ますます期待できます。

5.三年椿(竹川美子)
竹川美子さんの持ち味がよく出たいい曲です。可憐さと艶っぽさのバランス感覚がすばらしい。

6.ヨコハマ・ヘンリー(おかゆ)
演歌・歌謡曲の若きシンガーソングライターのメジャーデビューシングルは、すごくいい曲です。これからの活躍に大いに期待できます。

7.紙の鶴(丘みどり)
温かみのある曲は丘みどりさんの新たなスタンダードになりそうです。

8.海峡迷子(中西りえ)
中西りえさんの実力を改めて感じました。これからの活躍に期待したいです。

9.望郷山河(三山ひろし)
ビタミンボイスが快調で、勇気づけられる曲です。

10.グラスの花(まつざき幸介)
地味だけどムードたっぷりのいい曲です。

どうも女性歌手に片寄ってしまいましたね。後半は男性歌手にも期待しましょう。

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