11時起床。身支度を整え、車に乗って早稲田へ。友人から33号館が近々完全に取り壊されるという話を聞いたので、懐かしき学び舎の姿を最後に見ておこうと思ったのだ。33号館は研究棟なので、教室棟に比べると接点が少なかった。しかし、おそらく文キャン(文学部キャンパス)では一番高い建物だったので、その姿は強く印象に残っている。工事が始まった段階の頃から感じていたことだが、キャンパスの風景が着々と私の在学中とは変わっていくのを見る度に、一抹の寂しさを覚える。今はまだ大半の景色は変わっていないから、「あのベンチでレモンパイ食べたな~」とか、「あの教室で巡礼者インタビューの解釈について揉めたな~」などと思い出に浸ることが出来るが、いずれはそれも難しくなってしまうのだろうか。それとも、景色が変わっても、その時間を一緒に過ごした人がいれば大丈夫なのだろうか。
今までお疲れ様でした。
その後、久しぶりに「オトボケ」で昼食(メンチカツ定食)。ここも内装がちょっぴり綺麗になってはいるが、店員さんや料理の美味しさは変わっていない。それにしても、この定食が500円とはありがたい。関内近辺でこれと同じような定食を食べると、おそらく倍近い値段を取られるだろう。やっぱり早稲田は素晴らしい街である。
ワンコインでお腹がパンパンになる。
夜は、テレビでサッカーJリーグ第1節、清水エスパルスvs.柏レイソル(@日立台)の試合を観る。大幅に選手が入れ替わり、サポーターとしては期待と不安の入り混じった状態で迎えた今シーズンの開幕戦は、0-3と散々な結果に終わってしまった。悔しいけれど、レイソルのサッカーは素晴らしかった。外国人選手を中心に、迫力ある攻撃的サッカーが展開できていた。反面、エスパルスはまだ自分たちの形が出来ていないように見受けられた。大前、太田という若い選手がアグレッシブなプレーでチャンスを作ってはいたが、まだまだ連携がうまくいかずチームとして機能していない。また、今後のことを考えると、誤審によってボスナー選手が退場になってしまったのも痛い。佐藤主審はシュミレーションを見抜けないことで有名な審判だが、まさかボールにいっているスライディングでレッドカードを出してしまうまで目が悪かったとは。通常の判定にはそれほど難のない方だけに、目に障害を持っているというのは残念な限りである。このように、今日は散々な試合だったが、今シーズンはまだ始まったばかりである。そもそも、これだけ選手の入れ替わりがあったチームが最初から100%機能するなんてことはありえないのだから、今日の結果を気にする必要はないだろう。得失点差という問題はあるが、0-1でも0-3でも負けは負けなのだから、今日の派手な敗戦から学べることをきちんと学んで、今後のレベルアップに生かしていけばいいのだ。
22時過ぎに家を出て、友人たちと銭湯へ。今日最大のニュースは、何といってもTの青森転勤である。保険関係の仕事だから全国転勤があるというのは頭ではわかっていたが、まさかこんなに早くそれが現実のものとなるとは…。しかも、青森。遠すぎる。彼と知り合ったのは大学入学直後だから、かれこれもう7年の付き合いになる。毎週のように、時には週に2、3度遊んでいた彼が遠くへ行ってしまうのは、とても寂しい。しかし、会えなくなるわけではないし、青森は好きな地域でもあるので、前向きにとらえるようにしようと思う。彼にとっては、これが初の1人暮らしとなる。さっそく、来週末に物件を見に行くらしいが、最初は色々と不安もあると思うので、少しでも支えになれるようにしたい。