社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

3月24日(木)

2011年03月25日 00時15分42秒 | 2011年

  6時起床。いつの間にか、電車の混雑の程度が通常に戻っている。多くの路線が運行本数を減らしている中で、京浜東北線が100%運行しているということに感謝しなければならない。

  今日も、来会対応が1件あった以外は、1日中事務処理に費やす。今年度の事業が佳境を迎え、全体の予算管理も目処がついた。最終調整に四苦八苦していた上司だが、やはり最終的には適切な落としどころにまとめてきた。さすがである。あとはとにかく書類を揃え、集大成を迎えるのみ。まさに、ラストスパートが始まろうとしている。

  夕方、別のチームの先輩から怒られた…らしい。「らしい」という表現を使ったのは、私自身に「怒られた」という自覚がなかったからである(厳密にいえば、今もその自覚はない)。確かに事業の進め方について行き違いがあり、少々厳しい口調で指摘を頂いたが、原因は認識のズレであって、話の中でそのズレを修正することが出来たので、問題はないと思う。だから、後になって周りから「思いっきり怒られてたね」と言われるまで、そういう認識はなかった。そうか、あれは怒られたことになるのか。しかし、仮にそうだとしても、その先輩はそれを根に持つようなタイプの方ではないから、改善方法も理解できたし、何より事業の進め方にいくつかのパターンがあるということを教えて頂くことが出来たので、私としては良かったと思う。

  一方で、私の最近の仕事振りは怒られて然るべきものである。仕事を怠っているわけではないのだが、年度末の処理に頭が行き過ぎていて、周りへの配慮、特に隣に座っている先輩に対する配慮に欠けた言動を取ってしまうことが多くなった。その先輩は優しいから何も言わないが、通常であればそれこそ思いっきり怒られてもおかしくない。これは、入社以来最大の反省事項である。どこかのタイミングで、きちんと謝らなければ。

  20時前に退社し、上司と先輩と近所のファミレスで夕食。驚いたことに、地震による影響で、ファミレスでも提供できるメニューに制限が出ている。しかもその制限の範囲がかなり広く、メイン料理に至っては7種類ぐらいしか選択肢がないのだ。しかしまあ、何十種類もの中から選ぶ手間がなくなったと思えば、それもそれほど気にすることではない。ただ、店舗を運営する側としては、これは大きな痛手であろう。大手ファミレスですらこういう状況なのだから、中小はいわずもがなである。

  22時半前に帰宅。この時間になると、電車が異様に空いている。地震以降、多くの人が早く家に帰るようにしているのだろう。某経済アナリストによると、就業時間後(俗にいうアフター5)の消費活動が経済に与える影響は私たちが想定しているよりも大きなもので、その減退は本当に大きな打撃となるそうだ。そういう話を聞くと、せめて自分ぐらいは消費活動を控えることなく、今までどおりのお金の使い方をしようという気になる。今ならどんなに無駄遣いをしても、「日本経済のため」という大義名分をかざすことで罪悪感を感じずに済むかもしれない。