社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

5月21日(木) 第三の道。

2020年05月23日 10時06分29秒 | 2020年

 7時起床。

 朝食はトースト、ウインナー、卵焼き。

 今日も夫婦そろって在宅勤務。

 今日から我が家の下水道工事が始まるということで、業者さんが挨拶に来てくださった。私たちの住んでいる地域にはこれまで下水道が敷設されておらず、浄化槽で汚水を処理していたのだが、半年ほど前に下水道の敷設が完了した。そして、今日から我が家の浄化槽撤去、下水道への接続工事が始まる。工事期間は4日間で、こちらで特にやることはないのだが、どこかで半日ほど水を流せなくなるそうだ。費用については、我が家は賃貸で大家さんが施工主になるため、わからない。妻はこの工事が終われば浄化槽独特の臭いがなくなると歓迎しているが、私はそもそもその臭いがほとんどわからないので、下水料金が掛かるようになるから嫌だなと思っている。

 昼食は冷凍のトマトパスタ。予想をはるかに超えて美味しい。冷凍だと侮ってはいけない。

 午後、Zoomを使用したビデオ会議に参加する。入社以来ずっと出張することができない状況なので、最近は関係先の方々とZoom会議で「はじめまして」となることも多い。最初の頃はかなり抵抗があって気まずく感じていたが、回数を重ねていくにつれて慣れていくものである。

 17時半過ぎに家を出て、横浜へ。居酒屋の個室を押さえ、前職の先輩や後輩たちと5人で会う。俗にいう不要不急の外出であることは否めないが、単なる飲み会ではなく真面目な話をするための集まりである。他人のプライベートに関することなので詳細は書けないが、人生の分岐点に立っている後輩にひとつの新たな選択肢を提示することが出来た。周りの人間として、やれることはやったのではないだろうか。あとは本人次第である。

 23時前に帰宅。妻と娘は既に眠っている。

 入浴と洗濯を済ませ、ラジオを聴きながらパソコンで少し作業。

 検察庁法改正案の今国会での成立が見送られた。廃案も視野に入っているという。どの程度かはわからないが、Twitter等での抗議活動「#検察庁法改正案に抗議します」の成果だといえるだろう。それに、SNSでの発信が政治に影響を与える可能性を見出せたことは大きい。既にどんどん新しいハッシュタグが出てきているが、今後もこのような動きが活発になっていくだろう。主張の内容の如何に関わらず、政治的主張を発信できる機会が多様化するのは良いことである。

 一方で、文春砲によって発覚した黒川検事長の賭け麻雀問題について、彼への処分が懲戒免職でなかったこと、退職金が満額支給されることに対して批判の声が上がっている。私は基本的に現政権に対してかなり批判的な立場だし、検察庁法改正案にも反対だが、今回の処分に関しては、さすがに賭け麻雀程度のことで懲戒免職はないだろうと思う。退職金についても、満額支給は微妙なところだが、大きく減額する必要はない。彼がどれほど安倍政権と癒着があったにしても、今回の問題だけをもってしてこれまでの彼の仕事の全て(または大半)が否定されることにはならないと思うから。問題の本質は黒川検事長個人の処遇ではなく、政府と検察との距離感、関係性である。今やるべきことは、政府からの圧力によって検察が見逃してきた犯罪があるのかどうかを徹底的に検証することだろう。

 2時前に就寝。