社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

7月12日(水) 最後の夜はつぶ刺し。

2023年07月14日 20時07分08秒 | 2023年

 5時半起床。もう1時間はゆっくり寝ていられるのだが、なぜか目が覚めてしまった。

 朝食はセイコーマートのこしあんぱん、豊富町産のむヨーグルト(いちご)、バナナ投入。

 パソコンを開き、1時間ほど仕事をする。

 荷造りをして身支度を整え、8時半過ぎにホテルをチェックアウトする。今になって眠気が襲ってきた。やはり、無理にでも横になっているべきだったか。

 上司や関係機関の方と合流し、十勝方面(清水町)へ移動する。移動距離は約150キロ、所要時間は高速道路を使ってちょうど2時間だった。

 現地の関係機関の方と合流し、まずは昼食。十勝清水駅前にある中華料理屋「四川」へ連れて行って頂く。

 おすすめされた通り、十勝清水のご当地グルメである「牛玉ステーキ丼」を注文。

 十勝若牛のステーキを味噌ダレで焼き、ふわとろのスクランブルエッグと一緒に食べる。

 思っていた以上にしっかりしたお肉がたくさん入っており、味噌ダレとの相性もとても良い。味噌ダレのパンチを玉子が中和してくれるので、濃い味でご飯が進むけれど優しい味になっている。これはまた是非食べたいし、家でもやってみたい。

 午後イチでお仕事。雨の中を合羽を着て歩き回るというなかなか大変な環境だったが、とても勉強になるお話を聞かせて頂いたり、実際の現場をじっくり見せて頂いて、とても充実した時間だった。お忙しい中お時間を頂き、ありがとうございました。

 関係機関の方々と別れ、日高方面へ移動する。今日はもう移動だけなので、その途中で2か所ほど寄り道。

 まずは、十勝スロウフードの工場兼販売所へ。

 「牛とろフレーク」を購入し、自宅へ送る。

 十勝の自社農場と協力農場で育てているF1牛(交雑種)とホルスタインのお肉を塩漬けにしてから冷凍し、それを専用機械でフレーク状にする。それを凍ったまま温かいご飯にのせると、ご飯の熱で溶けてとろっとした食感になる。それが十勝名物の「牛とろ丼」である。私は1度だけ静内のお店で出されているものを食べたことがあるが、妻と娘の反応が楽しみだ。おそらく、マグロ丼が好きなら気に入ると思うのだが。

 移動の途中、小麦畑があまりに美しいので車を止める。黄金色とのはまさにこのことである。

 近づいて見てみると、穂の存在感がなかなかすごい。今度見つけたら、十勝産小麦のパンやパスタなどを食べてみたい。

 六花亭が運営する施設「六花の森」に立ち寄り、お土産を購入する。

 「新千歳空港では売っていません」というPOPを見ると、つい買いたくなってしまう。これは良い戦略だと思う。

 先輩に運転を交代して頂き、天満街道(浦河)経由で今日の宿泊先である新冠を目指す。峠道に入ったあたりでうとうとし始め、気付いたら浦河の牧場地域を走っていた。大変な山道の運転、ありがとうございました。

 18時過ぎに「新冠温泉ホテルヒルズ」に到着。

 シングルルームを予約していたのだが、広いツインルームにランクアップして頂いた。ありがとうございます。

 先輩も少しお疲れのご様子で、温泉でゆっくりされるとのことなので、私は1人で夜間放牧に出る。

 まずは、コインランドリーで溜まった洗濯物を洗濯。

 かなり新しい機材が設置されている。

 コロナ禍で既存事業に打撃を受けた事業者の新規事業への取り組み(事業転換)を支援する「事業再構築補助金」を活用して導入された機械のようである。おそらく、隣接するガソリンスタンドが副業的に始めたコインランドリーなのだろう。

 洗濯をしている間に、「幸寿司」へ。約1年ぶりの訪問なのだが、女将さんが私の顔を覚えていてくださった。すごい。

 よし、お目当ての活つぶ刺しもある。

 飲み物はウーロン茶。

 お通し代わりに出して頂いた白身魚のフライが美味しい。確か、以前もそうだったと思う。

 本日のおすすめメニューから、気になるものを注文。

 料理を待っている間、新冠町のグルメガイドを見る。当然このお店も載っているし、上司の好きなラーメン屋さんも載っていた。

 つぶ刺が登場。期待以上のボリュームである。

 1切れが大きくて分厚い。私だけでなく、上司や先輩方もこのつぶ刺がきっかけでこのお店の大ファンになった。

 抜群に美味しい。ただただ美味しい。

 ここまで大きな肝は初めて食べたが、他の貝のようなクセはほとんどなく、濃厚で美味しい。新鮮だからこそ食べられるものである。

 続いては、白貝のバター炒め。メニュー名には書いていないが、赤貝も入っている。しかし、貝が美味しいのはもちろんのこと、特筆すべきはアスパラガスとズッキーニである。やはり新冠産のアスパラガスは凄い。ズッキーニも大きくて食感が素晴らしかったのだが、これは自家栽培だそうだ。このメニューは本当に注文して良かった。

 ここでそろそろお寿司をと思ったのだが、お米を食べるにはお腹が膨らみ過ぎているので、松川(カレイ)のお刺身で〆ることにする。これが大正解で、脂ののった松川を満喫することが出来た。このお店でつぶ貝と松川が食べられたら、日高の夜に一片の悔いもない。

 コインランドリーで洗濯物を回収し、ホテルへ戻って温泉に浸かる。元々私が新冠温泉のお湯が大好きなことに加えて、4日ぶりの湯舟だったので本当に気持ち良く、幸せな時間だった。

 部屋へ戻り、セイコーマートで買ったチョコロールケーキと「六花の森」で買った万作(レモンのマドレーヌ)、マルセイバターケーキ(くるみ)、チョコマロンを食べる。

 六花亭というとバターサンドやキャラメルのイメージが強かったが、他にもこんなに美味しいスイーツを出しているのか。商品開発力が凄い。

 いつものヨーグルトを飲みながら、2時間ほど仕事をする。今回は出張期間が長いので、次回(金曜日)のオフィス出勤時の負担を出来るだけ減らしておきたい。

 日付が変わる頃に就寝。温泉のおかげで身体が軽く、気持ち良く眠ることが出来た。


7月11日(火) 日本競馬の歴史、ここにあり。

2023年07月14日 08時02分07秒 | 2023年

 6時45分起床。

 朝食はゆで卵とウィダーインゼリー。

 身支度を整え、8時過ぎにホテルを出る。

 昨日に引き続き、日本最大の競走馬のせり市場を視察する。上場前の展示時間で、競馬好きなら誰しもが知る名牝や超良血の幼駒を間近に見ることができ、緊張と興奮で身体が震えた。彼女/彼らをこの至近距離で見られるのはこれが最後だろう。

 昼食は、昨日と同じレストランのとんかつ定食。確か何かしらのハーブを食べて育ったブランド豚だったと思うが、詳細は忘れてしまった。ただ、味は美味しかった。

 午後、少しだけせり会場を抜け出して、吉田善哉さんとノーザンテーストの銅像を見に行く。吉田善哉さんは近代日本競馬を作った神様のような方だが、その数多ある功績のひとつがノーザンテーストとサンデーサイレンスという種牡馬を日本に導入したことだろう。

 今回のせりで高額取引された産駒の種牡馬トップ4頭(コントレイル、エピファネイア、キタサンブラック、ドゥラメンテ)の内、2頭の血統表にノーザンテーストが入っており、サンデーサイレンスに至っては4頭全てに入っている。更に言えば、ドゥラメンテの祖母(母の母)エアグルーヴの父・トニービンもまた善哉さんが日本に導入した種牡馬である。

 この方なしに今の日本競馬は存在しないということを改めて実感し、深く頭を下げてからせり会場へ戻る。

 17時過ぎに会場を出る。昨日と今日落札された幼駒たちが全頭無事に競走馬としてデビューし、それぞれの能力を存分に発揮できますように。

 苫小牧へ戻り、「なか善」で関係機関の方と懇親会。

 苫小牧の名産品である北寄貝など、美味しい魚介類を食べながら楽しい時間を過ごした。

 セイコーマートに寄ってからホテルに戻る。

 シャワーで汗を流してからデザートタイム。豊富町産牛乳のオンパレードである。

 セイコーマートは大福も美味しい。もち米も小豆も北海道産だ。

 〆は一番好きな豊富町産牛乳のヨーグルト。これは見つけたら必ず買う。

 少しだけ仕事をしてから、日付が変わる頃に就寝。