7時半起床。今日は、伊勢原で行われる「伊勢原産業フェア」へ出張である。9時過ぎに家を出て、新宿駅10:20発の特急ロマンスカーあさぎり3号に乗る。しかも、今回は奮発してスーパーシート(グリーン車)にした。シートはふかふかだし、幅は広いし、2階席なので眺めは良いし、いっそこのまま終点の沼津まで行ってしまおうかと思うほど快適だった。
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1本前の箱根湯本行は満席となっている。
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本厚木で普通列車に乗り換え、伊勢原駅には11時半前に到着。改札で部長と上司と先輩と待ち合わせ、ファミレスで昼食をとってから、タクシーで会場の伊勢原市役所へ。まずは、会場内を見て回る。しかし、あまりの暑さのため、1周回ってそそくさと退散する。これだけの炎天下の中、ずっと呼び込みや接客をしている店舗の方々は、本当に大変だっただろうと思う。
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このソーラーカーは、時速100キロも出るらしい。
13時半から、産業フェア会場に隣接する会館でシンポジウム。ここからがお仕事である。第1部の基調講演と第2部のパネルディスカッションという構成で、主題は「都市近郊型農業」。神奈川県というと都会のイメージがあるが、横浜や川崎を除けば自然の豊かな地域(悪く言えば田舎)も多い。そういう地域の特性を積極的に活かして、元気に農業に取り組んでいる方々の話を聞いていると、こちらまで元気がもらえるような気がした。しかし、残念ながら100名弱の出席者の大半が私たちも含め行政や支援機関の関係者(いわゆるサクラ)だった。これでは、どんなに内容が充実していても意味がない。むしろ、内容が充実していたからこそ、もどかしさを感じる。こういうイベントの場合、企画する側はどうしても「何人来るか」ということを気にするが、本来はそれよりも「どういう人が来るか」に注意を払わなければならない。
終了後、上司や先輩と別れ、もう少し産業フェアを見て回る。せっかくなので伊勢原名物の「豚ティーヤ」を食べようと思ったのだが、迷った挙句に厚木名物の「とん漬」(串)を食べる。実は同じく厚木名物のホルモンを食べたかったのだが、残念ながら売り切れとのこと。しかし、とん漬を焼いている間に焼鳥をサービスしてもらったし、何よりとん漬が予想以上に美味しかったので大満足である。
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伊勢原駅へ戻り、普通列車に乗って本厚木へ。17:35発の特急ロマンスカーはこね34号に乗り、一路新宿を目指す。何だかんだ言って、今週は4回もロマンスカーに乗っている。どんなに特急料金が安いといっても、ここまで重なるとそこそこの出費である。しかし、ロマンスカーにはそれだけの魅力があるのだ。
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新宿駅からバスに乗り、早稲田へ。今日はこれから高田馬場で飲み会なのだが、集合時間まで余裕があるので、久しぶりに母校を訪問することにしたのだ。文キャンの正門をくぐると、何とも懐かしい気持ちになる。まずは、とりあえず掲示板をチェック。これは毎回必ずやっている。続いて、院生ラウンジに潜り込み、置いてある各種冊子をパラパラめくる(さすがにもらいはしない)。これは、学生の頃からよくやっていた。
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よくこのコピーコーナーでレジュメを印刷した。
その後、「GOTO」で休憩。パウンドケーキとバナナジュースを注文する。当然ながら、美味しい。雰囲気も良いし、相変わらず良い喫茶店である。早稲田のような学生街では定期的に一定の顧客層が入れ替わるわけだが、このお店に限らず、そうした中で支持され続けるというのは、本当に素晴らしいことだと思う。
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20時から飲み会。職場以外の飲み会は久しぶりなのでとても新鮮だったが、一方で困ってしまう場面もあった。セクハラ発言が過ぎる奴が1人いて、何度も苦しいフォローをしなければならなかった。普段はそんな奴ではないのだが、何かあったのだろうか。
帰宅後、録画しておいた清水エスパルスvs.アルビレックス新潟(@日本平)の試合を見る。エスパルスは前半早々にセットプレーから失点し、前半はそのまま苦しい展開が続いた。しかし、後半10分過ぎに相手のミスから抜け出した高原選手がペナルティエリア内で倒され、PKを獲得。しかも、相手DFは一発レッドで退場となる。このPKを小野選手がしっかりと決めて同点に追いつくと、そこからは数的優位を活かしてエスパルスが攻め込む展開となる。そして、試合終了間際、大前選手からのコーナーキックに高原選手が頭で合わせ、ついに逆転。そして、試合はそのままは2-1で終了する。小野・高原のアベック弾に沸いた試合だったが、一方で山本真希選手のサイドバック起用も印象に残っている。相手が1人少ない状況でフリーになることが多かったこともあるが、彼が高い位置でボールを持つ機会が多く、クロスボールの精度もなかなかだったと思う。度重なる上がり下がりにも最後まで体力が尽きることはなく、最後まで本当によく頑張っていた。
試合後のヒーローインタビューで、高原選手が「被災地の方々は苦しい状況でも力強く生きているし、この前接した子どもたちのためにも、絶対に負けられないと思った」と言っていた。先日、仙台で行われたベガルタ仙台との試合翌日、彼は小野選手と一緒に被災地を訪れ、子どもたちとサッカーをしたのだそうだ。そうした背景から、先のインタビューの言葉が出てきたのである。こんな素晴らしい選手がいることを、本当に嬉しく思う。