岩風呂

ラーメンを中心に食べ歩きとかレシピを乗せてます。そして時々猫が登場するブログです。

東池袋大勝軒「東池袋の思い出の味」

2011-11-02 12:46:36 | ラーメンレポ
仕事で池袋近辺に来ることは滅多にないのですが、久しぶりにこのあたりにやってきました。
ちょうど昼時だったので、この辺でどこかラーメンでも。
そういえばずいぶん前に東池袋大勝軒が復活した。と聞いていたのでそちらをチョイス。

店前は大行列?と思って、一抹の不安を抱えて向かうも行列はそれほどでもなく店外で待っている人が6人くらい。
食券を買って並ぶみたいですね。




移転前と比べるとかなり広々とした厨房と店内。
旧番地の書いた標識というか看板というか貼ってありますねえ。
立ち退きのときに貰ったんでしょうか?

さて移転前の店主、山岸一雄店長が引退したとはいえ、発祥のお店だけあってもりそばが人気ですが、私は中華そばをチョイス。





やってきた中華そばは「いかにも大勝軒」という見栄え。
やや無理に濁らせずあっさりしたスープに、太麺がたっぷり。大ぶりのもも肉チャーシューとメンマに玉子、ナルトと海苔というスタイル。昔から変わらない迫力です。

最近は大勝軒と名がつく店が増えてどこもしっかり白濁させた豚骨系スープに鰹節や鯖節、煮干をたっぷり加えそこへ更に魚粉を足しているところがスタンダードになってきましたが、東池袋のそれはあまり濁らせず、鶏ガラ、豚骨、節類そして野菜の旨味が折り重なった落ち着いた味わいのスープです。
麺はうどんばりにモチモチとしたコシのある太麺。
麺かための注文をする人も多いのですが、このコシは逆にしっかり茹でてこその物なので、むやみに麺カタを頼まない方がよろしいかと・・・。
チャーシューは脂の少ないもも肉をした湯でした後に煮込んだもので、やや硬めですが、スープに浸しておくとじんわり柔らかに・・・。
メンマは実はこの大勝軒の隠れた名品で、水煮や塩漬けのメンマではなく、カラカラの干しメンマをじっくり夏場5日間、冬場は1週間かけて戻す手間のかかるもの。
素人には真似できない逸品です。

昔話になりますが、東池袋の大勝軒が移転する前、東京に来て初めて来店したときおそらく23歳くらい、行列に並んでいた私は、その時の行列を仕切る店員さんの態度の悪さに閉口し、席について中華そばが運ばれてきた瞬間「これで不味かったら箸ぶん投げて帰ってやる!」と思いながら口にした中華そばが美味しくて何もいえなくなったことがありました。
そのとき厨房で中華そばやもりそばを作っていたのは、今は引退してしまった東池袋大勝軒系のドン山岸一雄店長でした。

その後結婚してもしばらく池袋近辺に住んでいたので妊娠中の嫁とやってきた時は行列の中の嫁を見て、「外のテーブルでよろしかったら」と行列の前の人に断りを入れて早めに座らせてくれて、以前の店員さんとまったく違った対応に驚きました。

そんないろいろな思い出のある東池袋大勝軒なので、思い出までが味にプラスされていて「ちゃんとした味のレポート」にはなっていないかもしれませんが、まあたまにはこんなレポートもどっすか?



ごちそうさまでした。
ではでは

【Webサイト】
【ラーメンデータベース】
【地図】東京都豊島区南池袋2-42-8

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2 コメント

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Unknown (たっくん)
2011-12-06 03:29:50
乾燥メンマの戻し方も最近は店によって結構違うらしく、半日くらいで戻すやり方もあるようです。
戻し方で仕上がりが変わるんですよね。
自分は乾燥のみで、逆に塩漬けメンマを使ったことがないです・・・。
返信する
レスであります。 (iwaYoh)
2011-12-22 12:21:46
返信が大変遅れましてスミマセン。

>>たっくん氏へ
乾燥メンマを半日でってちょっと驚きました。
圧力鍋とかで煮込んじゃったりするんでしょうか?

塩漬けメンマは保存料の薬っぽい匂いが抜けないときがあるので最近乾燥メンマに憧れてます。
次回は挑戦かな?
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