夏 スロットマシーンで200ドル程あてたバッキーは
いくらか使った後
残りのお金を瓶に入れ
デートをする時に使おうと 貯金を始めた
その名も ”デートジャー”
月2度あるバッキーの給料日に
200ドルのお小遣いを
お互いに与えあうのだけれど
バッキーはその一部もデートジャーに入れている事から
ジャーの中は紙幣で詰まって来た。
ある日 二人で外食つきの映画デートをする事になり
”じゃあぁ 今晩はデートジャーのお金を使おうか” と
私が提案すると
”デートジャーのお金は
豪華なデートをする時の為の貯蓄や!” と
バッキーがいつもの頑固な口調で言う。
抑え込められるようなこの口調には
いつもカチンとくるのだけれど
この日は甘い響きの ”豪華なデート” に
私はすっかり酔いしれたのだった。 なんちゃって、、、
土曜の夜
アイスホッケーを観に行く前に
日本レストランで食事をする事にもなっていた。
出掛ける前に
”今晩はデートジャーのお金を使おうか” と
バッキーが言う
”あんた 今晩はジェイク君も一緒のこぶ付きデートやないの
この貴重なデートジャーのお金は
そんな物には使えん” と
いつものバッキーに負けない程
頑固な口調で私が言い返した。
先週買った中古のバンは4500ドル 約45万円だったので
ローンはせず現金で支払った為貯蓄が減り
バッキーはそれが気になるようだ。
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