日曜日はまたライブミュージックを聴きにマリーナに出掛けた。
その日多くの客の目を惹いていたのは
鮮やかな色をしたでっかいスピードボート
かなりのスピードが出るらしいけれど
私のようにカヤックで川に出る者にとって
大きな波をたたせそうなボートは
迷惑な物体にしか見えてこない。
まめにスマホで連絡も取り合っているバッキーと末の弟トムは
兄弟の中で一番仲がいい。
因みにバッキーは7人兄弟の長男で
トムとは13歳違いになる。
バッキーとの結婚を決めた頃
”酒好きの両親はよくバーに出掛けていたから
乳児だった弟たちの面倒は僕がみたんだ。” と
話していたその弟がこのトムだ。
私がアメリカに来た頃彼は小学2年生
”これ以上子供をもつのは無理があるでしょう。” と
医者に言われた義母にとってトムは特別可愛かったかも、、。
トムは大のママっ子だった。
そんなトム少年の私に対する行動で
時々義母が私に対して持つ不満も読み取れた。
動物も出入りできるマリーナでは
数多くのワンズにも出会え
その度にスマホを向けてしまう。
会話も出来ない程の
高い音をたてて音楽が流れていたけど
ワンちゃんたちにはどう聴こえるんだろう。