”エースがお前も家の修繕を手伝うべきや” と話していたぞ”
とバッキーが私の顔を見るや言う。
ここで言うエース君は
バッキーが務める会社が経営するACEホームセンターフランチャイズ店の
青年店長のことで
バッキーが可愛がっている従業員の一人でもあり、まだ2−30代。
そうしてバッキーが
とぎれとぎれにエース君との会話を私に話し始めた。
エース君 ”バッキーさん、仕事や家の修繕に忙しそうですねぇ
休暇を取って修繕だけに時間を使ったほうが良いんじゃないですか”
エースくん自身、古い家を安く買って修繕し
それを売って稼いでいるので
今 バッキーが
どれだけしんどい思いをしているかが
手にとるように分かるのだろう。
そう訊かれたバッキーが
バッキー ”取れる有給休暇がないんだ。
来月あるクルーズに10日以上の有給を使うし、
5月はコロラドに行く
それに来週は嫁を大学病院に連れて行くのに
1日有給休暇をとったしなぁ”
エース君 ”奥さんも家の修繕の手伝いしてるんですか?”
バッキー ”それがなぁ
修繕している家にはまだトイレを取り付けてないから
来たくないらしい。”
エース君 ”えっ?バケツを持っていって
そこに排尿すればいいじゃないですか”
そんな内容だった。笑
バケツに排尿にはたまげたけれど
私も今週末はバッキーの手伝いに行くことにした。
大した事は出来なくても
側でバッキーの作業を見ながら
気分がアップするような声掛けをすれば良いよねぇ。
結局、バッキーは一人っきりで作業をするのが
寂しいんだろう。 😝
今週
3日半ほど カーペンターさんが家の修繕をしてくれた。
小さな町で
親子3代に渡って大工をしているというその青年に
誠実さを感じている私だ。
作業を終え、
青年から受け取った請求書を今晩、バッキーが私に見せてくれた。
コピー用紙10枚にはなる請求書には
それは細かく材料費や使用量までが記されていて
最初に頂いた見積もりより数百ドル安くもなっていた。
5スターの大工さんに出会え、
先が明るく見えてきた。
#1,
今日を思い起こすと
それぞれの人達の思いやりが感じられる。
私の心の底の方までそんな温かいものが届いて
そこでキラキラ輝いてくれている。
#2,
ネットを使うことで幅広い事が学べ
そんな時代を暮らせていることや
そんな時間が作れる環境が有り難い。
#3、
暗い顔で仕事から帰宅したバッキーだったけど
就寝前には平和な表情になって
二人でアイスクリーム時間も持てた。😜
<手その後>
拳を作るまで もう少しだ。