日々の覚書

MFCオーナーのブログ

麗しの女

2024年10月26日 23時28分38秒 | スポーツ
10月も終わりに近づき、日本もアメリカもプロ野球はポスト・シーズンに突入している。大リーグでは、ドジャースがナショナル・リーグのプレーオフを勝ち抜き、ワールド・シリーズ進出を決めた。大谷翔平も熱望していただけに、歓びもひとしおだろう。ワールド・シリーズに出たいが為にドジャースに移籍したようなもんだし。で、そのワールド・シリーズの第1戦は今日ドジャー・スタジアムで行われ、ドジャースはヤンキースにサヨナラ勝ちを収めてまず1勝。大谷はチームが勝ってから22分後には球場を後にして帰宅したそうな(笑)
 
日本のプロ野球は、ご存知の通り、パ・リーグはソフトバンク・ホークス、セ・リーグは読売ジャイアンツの優勝でレギュラー・シーズンを終了(ちなみに、我らが中日ドラコンズは、チーム史上初の3年連続最下位←しつこい?^^;)、ホークスはクライマックス・シリーズ(以下CS)を順当に勝ち抜き、日本シリーズ出場を決めたが、セ・リーグのCSは大波乱、シーズン3位の横浜ベイスターズが、2位の阪神タイガースと優勝のジャイアンツを破って、日本シリーズ出場を決めてしまったのである。ベイスターズとしては7年振りの日本シリーズ、あの時もシーズン3位からCSを勝ち抜いての”下剋上”だった。そういえば、その7年前も日本シリーズで対戦したのはホークスではなかったかな。7年振りの”下剋上”、そして雪辱なるか。
 
正直言うと、今回のセ・リーグのCSはちと複雑で(笑)、僕は今でもCS反対派で、リーグ優勝チームが日本シリーズに出るべき、と思ってるもんで、基本的にCSでは優勝チーム、つまり今年ならジャイアンツを応援するのである(ドラゴンズがCSに出場した場合を除く・笑)が、一応アンチ・ジャイアンツなもんで、ジャイアンツの試合では、常に相手チームを応援する、というのが染みついていて、今年は、そのせめぎ合いの中で、CSを見ていたのである。いやいや、どっちに転ぶべきか、ずっと迷ってるうちにベイスターズが勝ってしまった(笑)
 
という訳で、ジャイアンツは気の毒だったけど、今日、日本シリーズは開幕し、まずはホークスが5-3で勝ち。9回表終了時点で5-0と、ホークスのワンサイドゲームで終わるかと思いきや、ベイスターズも9回裏に反撃、3点返して明日以降に繋げたと言っていいだろう。2戦も楽しみだ。
 
閑話休題。
 
最近買ったCDから(唐突)
 
 
 
ウエスト・コースト系シンガー・ソングライターのカーラ・ボノフの通作3作目。1982年発表。「パーソナリィ」がTOP30に入るヒットとなり、この頃は結構注目されてたように思う。もともと、日本では人気ある人だったけどね。ジャケットも意味深とか言われてて(笑)、横たわってる男はグレイ・フライ説もあった(爆) なんでか知らんけど。ちなみに、本作にはウェスト・コーストの有名どころが多数参加しているが、グレイ・フライの名前はない(笑)ドン・ヘンリーはいるけど。
 
という訳で、カーラ・ボノフである。この人、才能あると思うし、なかなか美人だし、もっと売れても良かったのでは、なんて思うけど、なんか地味な印象で、日本はともかく、アメリカでは、リンダ・ロンシュタットの曲を書いた人程度の認識しかないのかも。残念だ。本作も実に素晴らしい内容で、シングルの「パーソナリィ」以外は自作曲だが、相変わらず、良い曲が並んでいる。いわゆるキラー・チューンというのが少ないので、そこが大ブレイクに繋がらなかった理由なのだろうか。でも、どの曲も水準以上で、聴くほどに引き込まれていく曲ばかりである。「香りはバイオレット(Please Be The One)」とか「ウォーク・アウェイ(Just Walk Away)」とか。確かに地味かもしれないけどね、そこがいいのだよ。カーラ・ボノフの場合。
 
自作でない「パーソナリィ」は、1978年にジャッキー・ムーアという人が出した曲のカバーな訳だが、この曲がソウルっぽい雰囲気で、ハイ・サウンドっていうんですか、アル・グリーンの曲とかで聴かれる、サビで2拍目或いは4拍目に入るオルガンが実に良い(理解してくれる人がどれくらいいるのか?笑)。この曲の印象もあるのか、全体的にウェスト・コースト風だけどちょこっとソウルの香りもするAOR的な雰囲気になっている。聴きやすくていいと思う。今さらだけど、もっと評価されていい人だ。
 
続いて、
 
 
 
もちろん、こないだネタにした、レコード・コレクターズのAOR特集の影響である(爆) ドゥービー解散後、ソロ活動を始めてからのヒット曲を集めた編集盤だ。80’sファンにはお馴染みの、ジェームズ・イングラムとの「Yah Mo B There」、パティ・ラベルとの「On My Own」も入ってるけど、個人的な白眉はなんといってもソロ第一弾の「I Keep Forgettin'」でしょう。名曲である。展開の少ない曲だけど、ジェフ・ポーカロがかなり凄いプレイをしてるので、聞き逃さないようにね(笑) タイトルの「Sweet Freedom」はロッド・テンパートン作、当時の新曲だったみたい。
 
これ以外にも、ケニー・ロギンスとの共作・競作である「I Gotta Try」やアレンジがたまらん「That's Why」とか、マイケル・マクドナルドの独特のボーカルやキーボード主体の都会的雰囲気のサウンドも十二分に堪能出来て、ほんと聴いてて楽しい。80’sの雰囲気満載だし。それだけに、ドゥービー時代の「What A Fool Believes」はここに収録する意味はなかったと思う。
 
で、最後に、
 
 
 
ご存知の通り、ドゥービーは1982年にフェアウェル・ツアーを行って解散した。その際のライブ盤である。僕は、このフェアウェル・ツアーの映像を、後年テレビで見たのだが、和気藹々とした良い雰囲気で、解散するバンドとは思えなかった。このライブ盤もそんな雰囲気。いわゆるトム・ジョンストン期の曲も結構やってるし、各メンバーたちがリード・ボーカルも担当したりして、巷で言われていたような、マイケル・マクドナルドが牛耳るバンドという雰囲気は全くない。むしろ、パット・シモンズの方がバンドもステージも仕切ってた感じで、結局ドゥービーはパット・シモンズだったのだ、と知らされたような気がした。
 
その映像とライブ盤は、多少内容が違ってて、映像で見た「スイート・マキシン」が実にカッコいいのだが、ライブ盤には残念ながら未収録。前述したように、パット・シモンズが歌にギターにMCに大活躍だが、もう一人のギタリスト、ジョン・マクフィーがなかなかに芸達者で、曲によってはフィドルも弾いたりなんかして、パット・シモンズの良き相棒って感じ。「ブラック・ウォーター」なんて素晴らし過ぎて涙出そう。「ドゥービー・ストリート」「ホワット・ア・フール・ビリーブス」といった、自作曲を歌う時以外はマイケル・マクドナルドはバッキングに徹していて、あまり目立ってないけど、それが却ってバンドの結束を窺わせたりなんかして、まぁとにかく良い雰囲気である。
 
バンドの音もいい。この頃のドゥービーは、AOR的な方向に行ってたけど、ここで聴けるドゥービーの音は、決して軟弱ではなく、かといって荒っぽい訳でもなく、ややソフィスティケイトされていながら、ロックバンドらしいノリは残している感じ。思ったほどキーボード主体でないのが良いのだ。ツインドラムもちゃんと生かしているしね。皆さん安定したテクニックの持ち主でもあるし、素晴らしい演奏が聴けるライブ盤なんである。
 
という訳で、実はこの時期のドゥービーって、結構好きだったりする。再結成後は全く興味の対象外だったもんで分からないけどね^^;
 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近のあれこれ(令和6年10月前半)

2024年10月14日 10時37分38秒 | 与太話
最近のあれこれ(笑)
 
プリメインアンプが壊れてしまった。電源が入らなくなったのだ。電源スイッチを押してもすぐ戻って来てしまう感じ(分かります?)。手を放さずスイッチを押し続けていれば使えるのだが、そんなことは無理(笑) 要するに、スイッチがダメになったので、修理に出そうと思ったが、古い機種なので金額もさることながら、治るかどうかが気になるし(ちなみに、今まで使ってたのはパイオニアのA-D1というタイプで、2000年に販売開始となったもの。僕が買ったのは2010年)、10年以上使ってるし新しいの買ったらどうか、と妻も言ってくれたので、新品を買う事にしたのである。
 
しかし、ここ10数年の間に、オーティオ機器を取り巻く状況は大きく変わっていた。まずプリメインアンプを作っているメーカーが少ない。しかも、かなり高級(高額)なものしか作ってない。新しいの買う、と決めてから、ヨドバシカメラのオーティオ・コーナーに行ってみたが、パイオニアA-D1クラスのものは見当たらなかった。ネットでも同様。けど、敬愛するONKYOがリーズナブルな価格のアンプを販売している事が分かったので、アマゾンで注文した。現物見ずに買うのは不安だったけどね。で、2日後に配達されたので、早速故障したのと交換。
 
 
おそらく初公開(笑) MFCオーナーのコンポである(笑) 一番下が今回買ったプリメインアンプ(ONKYO)、下から2番目がCDプレーヤー(ONKYO)、3番目がCDレコーダー(TEAC)、4番目がMDプレーヤー(ソニー。ほとんど使ってない)、で、一番上がレコード・フレーヤー(ONKYO)とスピーカー(ONKYO)。なんとONKYO製品ばかり(爆) ま、金額も仕様も非常につつましい(笑)システムだが、マンションの6畳間で、音量に気を遣いながら聴くには丁度いいかと。
 
今回買ったONKYOのアンプには特に不満はない。ただ、ひとつ挙げるとすれば、パイオニアのアンプにはコンセントが3つも付いていて、CDプレーヤーなどの電源はここから取っていたのだが、ONKYOのにはコンセントが付いていない。仕方ないので、別途タップを買った。ま、仕方ないか^^;
 
↑のコンポの中では、レコード・プレーヤーが一番古い。たぶん、昭和に買ったものだ(爆) 使えなくなった時の事を考えていた方がいいのだろうね。でも、ヨドバシとかで見てる限り、レコード・プレーヤーも高級化してる感じ。あと、TEACのCDレコーダーは、最近気づいたが、ピックアップが限界のようだ。再生すると針飛びみたいな現象が発生する。まだまだオーディオには金がかかりそうだ(笑)
 
最近のあれこれ、その2
 
久々に知り合いのライブを見に行った。盟友(勝手に言ってます。笑)KUMAさんが所属するSoundtrackersというバンドのライブである。バンド名から察せられるように、映画主題歌のカバー・バンドで、実は映画音楽好きという事でサントラ談義もした事あるKUMAさんならではだ。もちろん、めちゃ興味あったので、ワクワクしながら(笑)行ってきた。
 
場所は、飯田橋のSpacewithというバーで、記憶を辿れば昔行った事がある。今回は、15年振りに訪れた訳だが、失礼ながらもっと広いと思っていた。人の記憶なんて、あてにならんな^^; ただ、ここにも書いてあるけど、入口のドアが重いのと、ビールの値段が実に良心的というのは変わってなかった(笑)
 
さて、この日はKUMAさんのSoundtrackersともう1バンドが出演したのだが、そちらのバンドは、所用で遅れて行ったので残念ながら見れなかった。80年代の産業ロック系をレパートリーにしてるバンドだったらしい。惜しかった。けど、Soundtrackersは何とか間に合って、ちゃんと見れました。いやいや、良いですね、こういう感じ。この日、Soundtrackersが演奏したのは、アンコール含めて8曲(だったと思う)、全てが80年代の映画の主題歌または挿入曲、うち5曲が全米No.1と、実に凄いセットリストであったのだ。どれも有名な曲ばかりなので、80’sのコピバンと思わせて、実は映画音楽専門でした、なんてコンセプトも面白いと思った。
 
 
 
写真なんだけど、左はSoundtrackersというより、2バンドの演奏が終わった後、その2バンドのメンバーをシャッフルして、セッション的に2曲ほど演奏した時のもので、Soundtrackersの写真は上手く撮れなかったので、こちらにしました。すみません。KUMAさんはバッチリ映ってます(笑)
 
いやいや、素晴らしいものを見させて頂きました。次回も是非声かけて下さい。
 
最近と言えば最近だが、個人的に一番大きな関心事は、やはり自民党総裁選だった。前代未聞の9人立候補という話題性もさることながら、その立候補者の顔ぶれも実に興味深く、決選投票に残るのは誰?というメディアの勝手な予測も、それなりに興味深くて、自分でもああだこうだと勝手に分析したりしてたのだが、結果としては、ついにというか何というか、石破茂氏が当選した。個人的には、この人は絶対に総裁にはならない、と思ってたので、ある意味意外だったが、当選して自民党の総裁そして首相になった以上は、やはり日本の将来に向けて頑張って欲しいと思う。
 
石破総理は就任早々、解散総選挙を実行に移した。というか就任と前後して、あれこれ政策を打ち出しているが、解散も含め、総裁選の時に言ってたのとやる事がビミョーにプレているし、いわゆる裏金議員の処遇にしても、単なる私怨ではないか、なんて言われてたりして、やっぱり首相としては不安だ。もともと親中親韓だし、野党と発言内容があまり変わらんし、日本という国を守り抜くという信条はない気がするし、やっぱこの先心配だな。解散総選挙もいいけど、今総選挙やっても自民党に有利とは思えない。あちこちで言われてるけど、自民単独で過半数は無理なような気がする。分裂もあり得るし。今のままでは、移民難民問題やスパイ防止法の制定といった政策は実施どころか、議論すらされないだろう。
 
自分は先が見えてるので(笑)、日本の将来についてあれこれ言っても仕方ないけど、若い人たちにとっては、この先日本がどうなるのか、というのは重要な問題だ。平和で豊かな日本、そして世界でも例を見ない長い歴史・伝統を継承していく日本、といったビジョンを首相に示して貰いたい。石破総理では期待できないかもしれないが。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サンクチュアリ

2024年10月12日 23時28分51秒 | 時事・社会ネタ
10月になった。

プロ野球は、アメリカも日本も公式戦全日程を終了し、ポストシーズンに突入した。アメリカでは、大谷翔平のドジャースがパドレスとのナショナル・リーグ地区シリーズに勝って、リーグ優勝シリーズに駒を進め、日本では、セ・リーグは読売ジャイアンツ、パ・リーグはソフトバンクホークスがそれぞれリーグ優勝を決め、今日からクライマックス・シリーズが行われている。第一戦は、セ・リーグは横浜DeNAベイスターズ(セ・リーグ3位)、パ・リーグは千葉ロッテマリーンズ(パ・リーグ3位)がそれぞれ勝っている。

我が中日ドラゴンズは、2024年シーズンは143試合で60勝75敗8引き分けのセ・リーグ最下位で終わった。3年連続の最下位は球団史上初めてであり、立浪監督は大変不名誉な記録と共に退任することとなった。残念だが、仕方ない。今季はある程度期待したものの、投高打低のチーム状況を変える事が出来ず、やや不可解な采配も変わる事はなく、このような結果となった。高橋宏斗が最優秀防御率、マルティネスが最多セーブ、松山晋也が最優秀中継ぎのタイトルを獲得したのが、せめてもの慰めだ(チームのタイトルホルダーに、今年のチーム事情が色濃く反映されている)。それにしてもドラゴンズの場合、60勝しかしてないのに、マルティネスのセーブ数が43というところに、とても歪なものを感じてしまうな。良くも悪くも、今年のドラゴンズを象徴している。

こういう結果となったドラゴンズだが、来季は二軍監督だった井上一樹氏が、監督に就任するとのこと。ドラゴンズのファン以外からすると、知名度は低いかもしれんが、二軍での実績は折り紙付き。必ずやチームを立て直してくれるものと期待する。が、今のドラゴンズの低迷は監督によるものだけではなく、親会社の問題もあるらしい。ドラゴンズの場合、弱くても観客動員は多いので、親会社としてはウハウハな訳だ。なんたって、かつて落合監督に対して、強いけど観客少ないからダメ、と引導渡した経緯もあり、親会社はドラゴンズを強くしよう、なんて考えてないのだろう(このあたり、かつてのタイガースに似てるなぁ)。

ま、とにかく、来年のドラゴンズに多少は期待してます(爆) 井上監督、頑張って下さい。

という訳で、最近買ったCDから。



70~80年代あたりに活躍したアーティストで、21世紀の今、CD入手が難しいという人たちは多くて、このJ・ガイルズ・バンドもその中に入るのではなかろうか。超メジャー或いはマニアックなアーティストは再発もされてて入手は容易だが、さほどメジャーでもなく、かといってマイナーでもなく、けど商業的にはそれなりに成功してた、という程度のアーティストは、ほんとCDが出てない。CD化されたり再発されたりしても即廃盤。たぶん、プレス枚数も少ないだろうし、たちまち入手困難。確かに、今の若者はロックは聴かないだろうから、再発しても意味ないという判断だろうけど、オールドファンとしては、せめて数年に一回、100枚程度でも再プレスしてくれないかな、と思うのである(笑)

さて、そのCDが手に入らないJ・ガイルズ・バンドだが、厳密に言うと、日本ではちょっと前にEMI移籍後のアルバムが紙ジャケで再発されてるので、入手困難ではないのだが、紙ジャケ嫌いの僕からすると、入手困難みたいなもんだ(笑) 実際、アマゾンとかでも、輸入盤はアトランティック時代もEMI自体も、オリジナル・アルバムはほぼ入手不可能、ベスト盤なら何種類か買える、という状況。今回、この『サンクチュアリ』は中古レコード屋で買った。しかも、実に適正な価格で(笑) やっぱり、レコード(CD)は店頭で探すべきだな。基本を思い出しました(笑)

で、肝心の『サンクチュアリ』に触れてないが^^;、J・ガイルズ・バンドがアトランティックからEMIに移籍しての第一弾、1979年発表。当時、日本でも、シングルの「ワン・ラスト・キッス」をプッシュしてて、ラジオでかなりCMを流してた記憶がある。確かに、改めて聴くと「ワン・ラスト・キッス」実に良い曲だ。哀愁漂う曲調と歌メロがたまらん名曲であるのだが、アトランティック時代のイメージとはかなり違う。当時もそう感じた(J・ガイルズ・バンドをずっと聴いてた訳ではないけど^^;)。R&Bをベースにしたロックンロールバンドというのが、アトランティック時代の印象だけど、この『サンクチュアリ』は、黒っぽさが後退して、シンプルなロックバンドになったような感じ。「ワン・ラスト・キッス」をはじめ収録曲も佳曲が多く、以前より馴染みやすく聴きやすくなった感もある。かなりクォリティ高いアルバムだ。新たなファン層の拡大を狙っての再出発というところだったんだろうね、当時は。

この後のJ・ガイルズ・バンドについては、皆さんご存知の通り。1982年に「堕ちた天使」が6週連続全米No.1の大ヒットとなり、アルバム『フリーズ・フレイム』もベスト・セラーになって、彼らは一躍アメリカン・ロックのトップ・バンドとなった。が、サクセス・ストーリーもここまで。理由は分からないけど、バンドは分裂し、ボーカルのピーター・ウルフが脱退する、という非常事態となり、その後メンバーは補充せずにアルバム1枚作ったけど結局解散。結成以来、大きなヒットは出なかったけど、地道に活動してきたバンドが、苦労の末大ヒットを出したら、よく分からんプレッシャーがかかって耐え切れずに潰れてしまった、という事なのかな。このパターンで多くのアーティストがダメになった気がする。こんな事になるのなら、売れなくてもいいから、バンドを持続していた方が良かった、というのがファンの偽らざる気持ちではなかろうか。人生は何が起こるかよく分からんし(意味不明)

最後に、いささか旧聞だが、イラストレーターの山藤章二氏が亡くなった。享年87歳。ご多聞に漏れず、僕も『ブラック・アングル』大好きでした。これ見たさに、週刊朝日買ってた事もある(笑) ただ批判するだけではない、暖かい眼差しが世相を表現したイラストに現れていたように思う。大のタイガース・ファンとして知られ、1985年にタイガースが快進撃を続けていた頃、とある場所で野村克也氏に会った際、「バースの攻略法だけは書かないで下さい」と頼んだ、というエピソードが笑える。

どうぞ安らかに。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Reminiscing

2024年09月22日 08時59分51秒 | 本と雑誌
なんというか、スマホでは近ごろ何でもアプリである。アプリをダウンロードしないと見れない(使えない)サイトも増えてきた。何故そんなにアプリを推し進めるのか。セキュリティの問題とかあるのか。PCではフツーに見れるのにスマホはダメ。Facebookもメルカリも今やスマホでは使えなくなった(あくまでも僕の場合だが^^;)。そのうちアマゾンも見れなくなるだろう。当ブログも、スマホで見るとアブリを推奨していて、PCなら問題ないけどスマホだと使えない機能が出てきた。どうしてこんな状況になっているのか。ITには疎い昭和30年代生まれには理解出来ない。誰か教えてくれ(笑)

閑話休題



今月のレコード・コレクターズ(以下レココレ)の特集は、「AORの名曲ベスト100」である。数年前にもレココレはAORの特集を組んでいて、当ブログでもネタにしたが、その時はAORの解説と代表的アーティストやアルバムの紹介がメインだった。が、今回は名曲ベスト100である。いきなり曲単位だ(は?) 前回も書いたけど、AORほど定義の難しいジャンルはなく、これをAORと呼んでいいのかそうでないのか、が常に論争となる音楽なのであり、その面倒さといったらメタルどころではない(笑) そんなめんどくさい、AORの名曲を選ぶという面倒且つ無謀な企画をレココレもよくやったもんだ、と感心してしまうのは置いといて(笑)、まずは誰も素直に納得しないと思われる、AOR名曲ランキングの上位10曲を紹介させて頂く。あ、もちろん、断るまでもなく、ランキング選定はレココレのライターと編集部です(笑)

1位・・・ホワット・ア・フール・ビリーブス/ドゥービー・ブラザース
2位・・・風のシルエット/ボビー・コールドウェル
3位・・・ロウダウン/ボズ・スキャッグス
4位・・・恋は幻/ネッド・トヒニー
5位・・・IGY/ドナルド・フェイゲン
6位・・・麗しのペグ/スティーリー・ダン
7位・・・ジャマイカの月の下で/ニック・デカロ
8位・・・ベイビー・カム・バック/プレイヤー
9位・・・ふたりだけの夜/ロビー・デュプリー
10位・・・オルトゥゲザー・アローン/ハース・マルティネス

ある意味ではめちゃ納得(笑) 実は、11位以下にも、特定の世代にとっては胸キュンの名曲がずらりと並ぶのだが、きりがないので(笑)10位までの紹介にしておく。

ま、曲もアーティストも有名どころばかりで、いかにもAORです、てな感じ。個人的には聴いた事ないのもあって、ネッド・ドヒニーやニック・デカロもAOR聴くならマストらしいが未聴だし、ハース・マルティネスも名前しか知らない。ただネッド・ドヒニーの4位にランクインしてる「恋は幻(Get It Up For Love)」は、もしかしてデビッド・キャシディも歌っているあの曲かな。デビッドの方は「恋の誘惑」という邦題だったと記憶してるけど。

1位のドゥービーと2位のボビー・コールドウェルは、共に1979年のヒット曲で、当時ラジオ関東の『全米TOP40』でリアルタイムで聴いてたので、非常に印象深い。先にチャートインしたのはドゥービーだったような気がするが(何しろ、45年も前なので記憶が曖昧なのだ。爆)、今にして思うと、どちらもそれまでのピルボードのヒット曲とは少し違う、クールな佇まいが感じられた。特にボビー・コールドウェルの「風のシルエット」、それまで全く知らない人だったせいもあったのか、とても新鮮で刺激的な印象。ほんと、当時から名曲と思ってたけど、後が続かなかったのは残念。

「ロウダウン」「麗しのペグ」「ベイビー・カム・バック」あたりは、僕にとっては正に心の名曲である(笑) AORとか関係ない(笑) 当時僕は10代半ばだったけど、それまで好んで聴いてたロックとは、明らかに違うジャンルの曲たちだった。以前に書いた事があるけど、ハードロック離れを起こし始めていた僕の感性に、いわゆるAOR的な音楽がうまくマッチしたのだろう。ま、誰でも一度は通る道だよね(意味不明)

レココレの解説でも触れられてるけど、ロビー・デュプリーの「ふたりだけの夜(Steal Away)」のキーボードのバッキングが「ホワット・ア・フール・ビリーブス」にそっくり、というのは当時から言われていて、あの曲が与えた影響の大きさを物語っていた、という事になるのだが、実は僕はずっと「ふたりだけの夜」はマイケル・マクドナルドが絡んでいる(作曲かプロデュースか客演か)と思い込んでいた。だから、あんなにそっくりなのだ、と。でも、実際は違うらしい。という事はロビー・デュプリーはパクっただけじゃん(爆)

ところで余談だが、レココレのランキングには各曲の邦題も記載されていて、「ホワット・ア・フール・ビリーブス」は「ある愚か者の場合」となっているが、スティーリー・ダンの「ペグ」は「麗しのペグ」とはなっていない。シングルのタイトルではなく、アルバムの方のタイトルに統一したのかね。けど、レココレのことだ。「麗しのペグ」なんて悪しき邦題だから載せないでおこう、なんて感じで決まったに違いない。なので、僕は敢えて「麗しのペグ」とさせて頂きました(笑)

何度も言うけど、レココレのAOR名曲ランキング、AORという言葉にさえこだわらなければ、マジ名曲のオンパレードである。懐かしさもあって、特定の世代はランキング見ながら悶絶していることだろう(笑) あーだこーだと色々言いたい事もある(笑) 100位まで選出されてるので(ちなみに僕が知ってた曲は62曲)あれこれ語り出すと長くなるので(爆)今回はやめておく。ただ、どうしてもこの曲に触れない訳にはいかない。



リトル・リバー・バンドをAORと呼ぶのには、昔からかなり抵抗ある。が、今回のレココレのランキングで「追憶の甘い日々」が18位にランクインしてるのは、素直に喜んだ方がいいのだろう(笑) なんたってレココレである。リトル・リバー・バンドなんて知ってる人が編集部にいるとは思えない(爆) でも、確かにこの曲は数あるリトル・リバー・バンドの名曲の中でも最高の名曲、いわばキング・オブ・名曲なのだ(なんのこっちゃ) レココレのライターにも、道理の分かる人はいるとみえて(爆)、この「追憶の甘い日々」堂々の18位になった訳だ。他にも名曲は多数あるし、知名度も考慮すると、正に大健闘。ただ、100位中にリトル・リバー・バンドの曲でランクインしたのはこの1曲のみ。残念。

ご存知の通り、「追憶の甘い日々」は1978年のヒット曲で、ビルボードの3位まで上がった、リトル・リバー・バンド最大のヒット曲である。僕は一度聴いただけでこの曲にすっかり心奪われてしまい、この曲だけが楽しみで『全米TOP40』を聴いていた時期もあった。最高位3位になった翌週に15位に落ち、さらにその翌週には圏外に消えていた、というパラシュートのような下降ぶりも、今となっては良い思い出だ(なんのこっちゃふたたび)。この次にリトル・リバー・バンドは「レイディ」をヒットさせTOP10に送り込むのだが、この曲がまた名曲で、その頃には僕は立派なリトル・リバー・バンドのファンだったと言っていい(笑) で、ついにシングルを買ったのだ。それが上↑の写真なのだが、ご覧頂いてお分かりの通り、「レイディ」と「追憶の甘い日々」の黄金のカップリングである。おそらく日本独自企画だろうね。昔は、日本のレコード会社にも、話の分かる人がいたのである(爆) いやほんと、何度聴いたことか。MFCオーナー16歳の頃のことであった(爆)

リトル・リバー・バンドについて語るのは別の機会に譲るとして(笑)、前述したように、僕はリトル・リバー・バンドをAORとは思っていない。ま、100人いれば105通り(は?)の定義があるAORなので、解釈が違うのは仕方ない事なのだが、僕の定義からすると、リトル・リバー・バンドはAORに必要な洗練が足りない気がするのだ。ロックと呼ぶには軟弱だけどAORと呼ぶにはいなたい、というのがリトル・リバー・バンドの立ち位置であり最大の魅力なのである。似たようなそうでないような理由で、レココレのランキング100位内に複数ランクインしてるアーティストの中でも、クリストファー・クロス、ホール&オーツ、ジェームス・テイラーあたりはAORではない、と思っている。曲単位とはいえ、イーグルス(言い出せなくて)や10cc(アイム・ノット・イン・ラブ)がランクインしてるのもどうかな。スティリー・ダンは曲によってはAORではない、というか、彼らがAORぽかったのは『彩(Aja)』だけだろう。

という訳で、僕なりのAORの定義を踏まえて、AORの名曲ベスト10を選出してみた。例によって、思いついたまま書き出したので、順位はありません。( )内の数字は、レココレでの順位です。

ミスター・ブリーフケース/リー・リトナー(-)
恋の水平線/パブロ・クルーズ(-)
アイ・キープ・フォーゲッティン/マイケル・マクドナルド(86)
ビゲスト・パート・オブ・ミー/アンブロージア(63)
ジョージー・ポージー/TOTO(15)
ホワッチャ・ゴナ・テル・ユア・マン/ボズ・スキャッグス(-)
麗しのペグ/スティーリー・ダン(6)
風のシルエット/ボビー・コールドウェル(2)
ベイビー・カム・バック/プレイヤー(8)
マジック/ディック・セント・ニクラウス(79)

なんと言いますか、AORとは関係なく名曲揃いだ。リトル・リバー・バンドは入れてないけど(頑なだな。笑) アンブロージアやパブロ・クルーズはレコード買ってよく聴いてた。リー・リトナーの「ミスター・ブリーフケース(アルバム『RIT』収録)」は、レココレではかすりもしていないのが不思議で仕方ない名曲・名演である。同じアルバムの「イズ・イット・ユー」については言及されてるけど、この曲についてはノーコメント。シンセのイントロに象徴されるスタイリッシュなアレンジと雰囲気が、実にAORだ。

近年では、AORはアメリカあたりで”ヨット・ロック”なんて呼ばれてるらしい。なんというか、ダサいネーミングだ(笑) AORという言葉について回る”オシャレ”とか”都会的”とかいった要素が感じられない。聞くところによると、”ヨット・ロック”という呼称は、音楽そのもののイメージではなく、西海岸あたりでヨット遊びをしている連中が好みそうな音楽、というイメージから来ているらしい。多少の揶揄も入ってる訳だね(笑) 太陽の光をいっぱいに浴びながら、穏やかな海の上で過ごす時のBGMってことだ。なるほど、なんとなく分かる(笑) こっちなら葉山や逗子で遊んでる連中が好みそうだ(爆) ヨット・ロックなら、リトル・リバー・バンドが含まれていても納得。AORよりヨット・ロックの方が、いなたいイメージがあるしね。

やっぱり今も昔もAORの定義は難しい。誰しも、その人なりのAORがあるだろうし。僕からすると、好みはともかく、”ミスターAOR”と言ったら、デビッド・フォスターかボビー・コールドウェルかな。ま、AORって、そーゆー音楽なんです(最後まで意味不明)
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アラン・ドロンを悼む

2024年08月19日 23時32分08秒 | 時事・社会ネタ
既に皆さんご存知の通り、フランス映画界を代表する俳優だったと言っても過言ではない、アラン・ドロンが亡くなった。享年88歳。記事によると、親族に囲まれ安らかに息を引き取ったらしい。

アラン・ドロンと言えば、フランスいや世界の映画界に於いて、最も美しい男優である。要はイケメンだった訳だが、そんな軽い言葉では表現できない、とにかく美しい男だった。ほんと、その美しさの前では、ハンサムとか二枚目とかいった言葉も霞んでしまうのではなかろうか。もちろん、他にも美男の俳優はたくさんいたのだが、僕にとっては美男=アラン・ドロンなのである。昔も今も。

僕がかつて映画少年だった1970年代中頃、アラン・ドロンは押しも押されもせぬ大スターだった。皆さんよくご存知の通り、アラン・ドロンは1935年生まれなので、1970年代中盤だと40歳前後だった訳で、美男俳優として活動するにはピークをやや過ぎていた頃かと思われるが、それでもあの頃アラン・ドロンは大人気で、毎年2~3作は主演映画が公開されてたし、CMにも出てた。もしかすると、日本だけだったのかもしれないが、アラン・ドロンは文字通りトップスターだったのだ。日本の歌謡曲にも、美男の代名詞としてアラン・ドロンが登場する事もあった。一番有名なのは榊原郁恵の「アル・パシーノ+アラン・ドロン<あなた」だろうね。

アラン・ドロンはとにかくトップスターだったし、主演映画もしょっちゅう公開されてて(今調べてみたら、1975年と1974年は3作、1973年と1972年は4作が公開されている)、さぞかし印象に残る作品も多かろう、と思うのだが、実は僕は意外とアラン・ドロンの映画を見ていない、もしくは見た記憶がない。なんとなくだけど、僕自身フランス映画が苦手(笑)なのと、それに関連するのかもしれないが、アラン・ドロンの映画って、どれも同じに思えた、というのが理由だったような。全てではないけど、アラン・ドロンの映画って、旬の美人女優と共演して濡れ場もしっかりとある、というのも多かったから、決して興味がなかった訳ではない、と思う(笑) 当時、間違いなく見たという記憶があるのは『太陽がいっぱい』『地下室のメロディ』『冒険者たち』『サムライ』『シシリアン』『ボルサリーノ』『燃えつきた納屋』『暗黒街のふたり』くらいかな。見たけど印象が薄いのが大半なんだけど、一番強烈な印象があるのはなんといっても『冒険者たち』である。

そう、この『冒険者たち』は、僕にとって忘れられない映画である。1967年公開、ロベール・アンリコ監督、アラン・ドロンの他リノ・バンチェラ、ジョアンナ・シムカスが出ていた。夢を追いかける3人の若者が、財宝を探しに行き、そこで起きる悲劇を描いている。詳細は別の機会に譲るが(笑)、とにかく全編センチメンタルな雰囲気に貫かれていて、何度見てもつい泣けてしまう映画なんである。特にラスト、銃撃戦の末、撃たれて死んでいくアラン・ドロンとリノ・バンチェラの会話なんて、涙なくしては見れない。フランス映画とは相性の悪い僕ではあるが(笑)、この『冒険者たち』は名作と思う。サブスク等にあると思うので、是非検索してご覧下さい^^;

あ、それと、この『冒険者たち』の音楽も素晴らしい。音楽担当は早逝の天才、フランソワ・ド・ルーベで、哀愁のメイン・テーマも海で財宝を探すときに流れるメロディも実に素晴らしい。主題歌をアラン・ドロン自らが歌ったりもしてる。こちらも、万が一BOOK OFFとかで見つけたら是非GETする事をお薦めします(笑)

この『冒険者たち』もそうだったんだけど、アラン・ドロンって、美男の割にはモテる役って少なくて、思いを寄せる美女を他の男に取られたり、抗争のあげく最後には死んでしまったりする役が多かったような気がする。私生活は知らんけどね。あまりにも美男なので、映画では不幸な設定にして、帳尻を合わせようとしてたのか?(違)

昔からハリウッドあたりでも、美男(美女)=名優ではない、みたいなのがあって、アラン・ドロンもその例に漏れず、役者としての評価はそれほどでもなかったような気もする。あまり表情を変える事のないクールな男、みたいな役柄も多かったような...前述の『冒険者たち』はそうでもなかったと思うけど。ただ、そこいらは本人も分かってたのか、後年『カサノヴァ最後の恋』という映画で、老境に差し掛かかり若い娘には見向きもされなくなったジゴロをアラン・ドロンが演じていて、自虐的というかなんというか、なんかいい味出してた気がする。若いのはダメだけど、年増相手ならまだまだ神通力は衰えてない、という設定もなんか面白かったな。で、さすがはベテラン・ジゴロ、手練手管というか、ほとんどだまし討ちみたいな手は使ったけど、結局は意中の若い娘を手中にしてしまう、というとこにも美学を感じたりなんかして(爆) 単に自虐的なだけではない初老のアラン・ドロンが頼もしい(笑) サブスクで見かけたら、ヒマなら見てみる価値はありますよ^^

ここ20年くらいのアラン・ドロンは何をしてたのか、実は全く知らない。ただ、これもブログネタにしたが、フジのスマスマのビストロのコーナーに、アラン・ドロンが出演したのを見た事がある。なんでも、この収録の為だけにフランスからやって来て、終わったら速攻で帰国する、というスケジュールだったらしい。この時のアラン・ドロンはたぶん70歳過ぎだったのかな、正にカッコいいおじさんだった。本当の美男は年を取っても美男なんだな、とミョーに感心した記憶がある。

という訳で、自分の青春時代の銀幕スターが、また一人いなくなってしまった。いつも言ってるけど、悲しいけれど現実なのだ。アラン・ドロンのような、映画スターになるべくして生まれてきたような人を、ブラウン管で見れた自分はある意味幸運だったと思う。

安らかにお眠り下さい。

久々に『冒険者たち』見たくなった。アマゾン・プライムにあるかな。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする