日々の覚書

MFCオーナーのブログ

東野圭吾お薦めの10冊

2009年06月07日 22時49分20秒 | スポーツ

う~む、さすが東京のライブハウスの店員は可愛いのが多いなぁ、と感心していた日の夜、サッカー日本代表はアウェーでウズベキスタン代表と戦い、1-0で勝利して2010年FIFAワールドカップ南アフリカ大会への出場権を得た。まずはおめでとう、と言っておく(笑)

ワールドカップ出場が悲願だった時代は遠くなり、今や大半の日本人が、アジア予選突破は当たり前と思っている。国民の関心は、予選通過より本大会で勝てるか、という方向に完全にシフトしてしまっているのだ。実際、凱旋帰国した岡田監督は記者会見で、「本大会ではベスト4を目指す」と言い切った。「そんなの無理に決まってるだろ」「大口叩くと後で後悔するぜ」などという巷の声が聞こえてきそうだが、高い目標を掲げるのは決して悪い事ではない。いや、仮にも指揮官が、「一勝できればいいです」なんて事を言ってはいけないのだ。負けるつもりでワールドカップに出てどうする。たとえ、埋めようのない実力差があっても、出る以上は勝つつもりで出るのは当然。負けてもいいや、なんて気持ちで出るのなら、出場権を辞退し、他の国に譲るべきだ。ワールドカップは“参加する事に意義がある”大会ではない。“勝つ為に出る”大会なのだから。と、金子達仁が言ってた(笑)

ま、とにかく、“ベスト4”本気で目指して欲しい。

さて、話は180度変わるが(笑)、いちお読書家(爆)の僕が、今最も敬愛する作家が東野圭吾であるのは、あちこちで言ってるので、ご存知の方も多いだろうが(笑)、10年ちょっと前までは、知る人ぞ知る作家だった東野圭吾も、今や立派な流行作家であり、長者番付の常連である(公表されてないけど^^;)。当然ファンも多い訳で、ついにこんなランキングが登場した。

好きな東野圭吾の小説ランキング

1.探偵ガリレオ
2.流星の絆
3.容疑者Xの献身
4.白夜行
5.手紙
6.予知夢
7.秘密
8.ガリレオの苦悩
9.眠りの森
10.トキオ

いつもの通り、ネタ元はこちら

東野圭吾が好きという割には、上位10冊の中に、読んでないのが4冊もある(汗)。まあいい(よくない)。

それにしても、このランキング、かなりテレビや映画に影響されたランキングと言ってよかろう。言い換えれば、それだけ東野作品が映像化されることが多くなったという事で、つまり人気作家である、という事だ(笑) とはいえ、『眠りの森』が9位に入ってるのは意外。

ま、自称東野ファンとしては、やや不満なランキングであるのは確か。ここに入っている10冊並み、或いはそれ以上に面白い作品もたくさんあるのだが、有名になる前の作品なので、読んだ人が少ない、と思われるからだ。という訳で、自分なりに東野作品のベスト10を選んでみた。

1.天空の蜂(20)
2.容疑者Xの献身(3)
3.白夜行(4)
4.分身(11)
5.仮面山荘殺人事件(-)
6.むかし僕が死んだ家(25)
7.名探偵の掟(16)
8.私が彼を殺した(27)
9.魔球(-)
10.手紙(5)

10冊選ぶのも断腸の思いである(笑)。ちなみに、タイトルの後の( )内の数字は、元ネタのランキングでの順位である。

思えば、僕が東野作品を始めて読んだのは、1994年頃、文庫になったばかりの『鳥人計画』だった。スキーのジャンプの天才選手の殺人事件を巡るミステリーだ。ちなみに、この作品、30位まで発表されているランキングには入っていない。

この『鳥人計画』が面白かったので、その後続けて東野作品を買い求め、5冊ほど読んだ頃にはすっかりハマっていた。以来、今に至る訳だ(笑) 元々、『放課後』で江戸川乱歩賞を受賞して注目された人だけに、読んだ事なくてもミステリーの人、という印象を持っていたのだが、『鳥人計画』で既に、そういう枠を飛び出していた。

その作品に、ほとんどはずれはない東野圭吾だが、やや面白い傾向もあって、以前は光文社または祥伝社から出ていた作品群、実名を挙げると『白馬山荘殺人事件』『回廊亭殺人事件』『ブルータスの心臓』『ウィンクで乾杯』といった小説は、ちょっと質が落ちる。物によっては、かなり落ちる(笑)。ほとんど、元はカッパノベルスだ。この手のノベルスって、出張中のサラリーマンの暇つぶし用に発刊されているのでは、と思えるくらい、推理小説でも安直な内容のものが多い。あまりに論理的だったり、複雑だったりすると、軽い気持ちで読めないからなのだろう。決して、サラリーマンは難しい推理小説が理解できないからだ、とは言ってません(爆)。そういうコンセプトのノベルスだけに、締め切りもキツいだろうし、さすがの東野圭吾も、生活の為に適当に書き飛ばしたのだろう、と思われる。彼もやはり人間なのだった(笑)

という訳で、東野圭吾を読むなら、この10冊を是非読んで下さい。なんのアフィリエイトもありませんが(笑)

コメント (3)
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