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MFCオーナーのブログ

フェルナンデス破産に思う

2024年07月27日 12時34分04秒 | 時事・社会ネタ
お暑うございます^^; 皆様、ご自愛下さい。

またしても訃報だが、ジョン・メイオールが亡くなった。享年90歳。闘病中だったそうだが、それでもツアーに出ようとしてらしい。慎んでご冥福をお祈り致します。

ネットニュースを見てて、ロック界のレジェンド死去、という見出しに気づいて、えっ今度は誰が、と思いながら記事を見てみると、失礼ながら誰?、というのも結構あったりするのだが(笑)、このジョン・メイオールは正にレジェンドと言ってよかろう。なんたって、かつて率いていたブルース・ブレイカーズは、エリック・クラプトン、ピーター・グリーン、ミック・テイラーといった、文字通りレジェンドなギタリストを輩出した事で有名だ。ただ、ジョン・メイオールというミュージシャンの評価ということになると、ややビミョーかも^^; 恥ずかしながら、僕もブルース・ブレイカーズは名前だけで音は聴いた事ない。ロックを聴き始めた時点で、60年代ロックは後追いだったし、中学生の頃はブルースに興味なかったので^^;、結局スルーしたままだった。ま、ブルース・ブレイカーズに限らず、ヤードバーズあたりもほとんど聴いてないし、結局60年代の英国ブルース・ロックはほとんど知らないまま、この年になってしまった。どうしようか(笑)  

ジョン・メイオールだが、70年代以降も地味ながら活動を続けていて、確か、30年くらい前にも来日してたはず。見に行ってはいないが、FMで来日のニュースと共に、当時のジョン・メイオールの新譜の曲をかけていて、なかなか良いな、と思った記憶がある。レコード屋でそのCDを手に取って眺めた事もあるような気がするが(笑)、結局買わなかった。訃報に接してその事を思い出し、大変申し訳ない事をしてしまった気持ちになっている。

ところで、訃報ではないが、ややショッキングなニュースで、あのギター・メーカーのフェルナンデスが事業を停止し、破産手続きをするらしい。正直言うと、来るべき事が来てしまった、という感じ。僕自身はギタリストではないので、ギターのブランドにもあまり関心はないが、ギブソンやフェンダーといった老舗に対抗するかのように、低価格路線で登場したのは知ってた。最初の頃は、友人のギタリスト達も、安かろう悪かろう、なのではないかと警戒してた感もあるが、有名ミュージシャンがフェルナンデス使ってるという情報が広まり、定着していったような気がする。それにしても破産とは...

実はちょっと前から、現代に於いては楽器メーカーは大変だなぁ、と思っていた。それはヤマハのような大手も例外ではない気がする。何故なら、今は楽器なんて売れないだろう、という気がするからだ。偏見かもしれないが、今の若者は楽器弾きたいなんて思わないだろう。苦労して楽器の弾き方を学び練習しなくても、パソコンやスマホでも音楽を作れる時代だ。僕のような昭和30年代後半生まれからすると、音楽をやりたかったら楽器を覚えるのは当たり前なのだが、パソコン等の打ち込みで音楽を作るやり方もあったけど、90年代くらいまでは、そういうソフトを入手して習得するのは結構金も知識も必要だったし、習得しても初歩的な音楽理論が分かってないと打ち込みも出来ない、という、ある種の壁はあったと思う。しかし今は違う(と思う)。単純に言えば、スマホ持ってれば誰でもミュージシャンになれる(たぶん)

で、フェルナンデスとは直接関係ないが、最近また恐ろしい話を聞いた。ある人(Aさん)の持つ知識や経験をデータ化して、違う人(Bさん)に通信すると、データを受けたBさんはAさんの体の動きをマネる事が出来る、というプログラムの開発を進めている人たちがいるらしい。つまり、AさんがギタリストでBさんはギター未経験だとして、Aさんのデータを受けたBさんは、なんとなく指が動くようになるという訳だ。Aさんの経験がBさんに伝わり、その通りに体を動かそうとするのだね。もちろん、BさんがすぐAさん並に弾けるようになる訳ではない。ギター弾いた事ない人には、体がギター弾くようになってないから、指だって動かない。けど、初心者とはいえ、データを受ける事で習得のハードルは低くなる。自分で運指を覚えなくても指が動こうとするからね。これは楽器だけではなく、スポーツにも使える。素人に野球選手のデータを通信すると、バットの振り方、ボールの投げ方などを体が実践しようとする訳だ。まず慣れる・鍛える、から始めるより習得のスピードは早い。

こんなものが実用化されて一般的になったら、真剣に楽器を習得して音楽を志す人は減るだろう。音楽でもスポーツでも芸術でも、何かやりたかったら、まず道具の使い方を覚え技術を磨く必要があるが、そんな面倒な事は誰もしなくなる。楽して楽しもうというのも分からなくはないが、でもそれは違うと思う。技術の習得に努力する人への敬意が全く感じられないし、努力というものを根底から否定するものでもある。テクノロジーの発達が文化の衰退、そして人間としてのレベルの低下に繋がるケースもあると思う。杞憂であればいいが。

プロ野球もオールスター戦を挟んで後半戦に突入したが、我らが中日ドラゴンズは相変わらずの低空飛行。7月26日現在、91試合消化して38勝47敗6引き分けのセ・リーグ5位。ここへきて借金の9はキツい。今シーズンのドラコンズは、少ない得点を投手陣が守り切る野球であるが、これだと投手陣に負担がかかり、疲労が溜まる夏場に総崩れする可能性がある。今そうなりつつあるのかも。とにかく夏場は打線の奮起にかかっている。

と、憂いてみた猛暑の週末なのであった(笑) スタミナつけに焼肉でも食べに行くかな(爆)



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