唐突だが、久々にコンサートに行ってきた。こちらです。
知ってる人は知ってるけど、あの超有名な作詞家の松本隆と南佳孝は、実は深い関係にあり、南佳孝のデビュー・アルバム『摩天楼のヒロイン』も松本隆全面プロデュースで制作されている。その後も二人の関係は続き、松本隆作詞・南佳孝作曲のコンビで「スローなブギにしてくれ」「スタンダード・ナンバー」「Paradiso」といった名曲を世に送り出した。一説では、松本隆は南佳孝に80曲もの歌詞を提供した、と言われている。
で、前置きが長くなったが^^,、今回の『南佳孝、松本隆を歌う』というコンサートは、文字通り、松本隆作詞の曲のみでセットリストを構成する、という企画であり、しかもそれだけにとどまらず、松本隆がゲスト出演する、というアナウンスがされた時点で、奇跡のようなコンサートになってしまったのである(笑)
という訳で、チケットを購入した。妻の分も合わせて2枚購入したのだが、妻の方は、はっきり言って、南佳孝はどうでもよく、ひたすら松本隆目当てであった(笑)
ま、それぞれの思惑はともかく(笑)、コンサートの日がやってきたのだが、ここで僕は大失態を犯してしまう。↑のチラシにもあるように、開演は16時なのだが、僕は18時と勘違いしていた。初めての会場だし、早めに到着して、場所を確認しておこう、という訳で、17時頃に会場に着いたはいいが、実は16時開演なもんで、当然ながら、既にコンサートは始まっていた。それに気づいた時は、さすがに死にたくなったです(爆)
ま、それでも、後半は見れたので、まだ良かったかも。確かに、松本隆作詞の曲ばかりで、それも、普段はコンサートで歌う事はないのではないか、という曲が大半で(「波止場」「天文台」「二人のスロー・ダンス」「PEACE」等々)、個人的には大満足。南佳孝自身も70才は超えているはずだが、とてもしゃんとしていて、声も出ていたし、まだまだ大丈夫という感じのパフォーマンスだった。実に素晴らしい^^
ここで気になるのは松本隆なのだが、こっちは途中から入場してるので、もしかして松本隆の出番は終わってしまったのかも、と半ば諦めていたが、アンコールで出てきたので驚くと同時にホッとした。生の松本隆は初体験だが、予想していたより大柄で声も野太くて、僕としては華奢な文学青年みたいなのを想像してたもんで、そういう意味ではやや拍子抜け。でも、なかなか貴重なエピソードも披露してくれて、良かったです。願わくば、この二人のトーク・コーナーをもっと長く取って欲しいな^^;
松本隆とのトークの後、「Simple Song」「冒険王」そして「スローなブギにしてくれ」と定番曲で締めて、コンサートは終了した。素晴らしかった。最初から見たかった。開演時間を間違えるなんて、ほんと死んだ方がいいな、と思いました(爆)
ロビーでグッズを販売していたが、TシャツかCDを買うと、本人がサインしてくれるらしい。迷ったけど、Tシャツ買って、サイン町の列に並んでサインして貰った^^
サイン街の列。この先に南佳孝がいたのである。
Tシャツとサインはこちら。
ちなみに、この絵は南佳孝の自筆だそうです。ロビーには、コンサートで披露した曲のイメージに合わせた、本人自筆の絵が数点展示されていた。撮影OKだったので、公表してもいいのだろうけど、なんか気が引けるので^^;、一枚だけ紹介させて頂く。
「夜の翼」この日も歌ってました。
で、今回のチケット代は記念品付きで、それは何かというと、
なんと、スペシャル・ライブCDなのであった。なんと有り難い。コスパ最強(笑)
とにかく大失態のせいで、半分しか見れなかったけど、素晴らしかったです。南佳孝自身の歌もだけど、やはり歌詞が素晴らしい事を再認識。素晴らしい詞の世界、素晴らしいメロディ、そして歌唱。ほんとベテランの味というかオトナの時間だった、という感じ。南佳孝も松本隆も凄い人です。
この企画、さすがにゲスト・松本隆という事で好評だったようで、追加公演が12月に決定した。サイン貰う時に、南佳孝に「12月も来ます」と言ってしまったけど、よくよく見ると、公演日は平日で、開演はやはり16時、これは行くの難しいかも^^; 結果として嘘ついた事になってしまうかもしれないので、今のうちに謝っておきます。申し訳ありません(爆)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます