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角松敏生 presents MILAD1 THE DANCE OF LIFE~The Beginning~

2022年09月25日 11時54分01秒 | ライブレポート

久々に角松敏生を見てきた。以前にも書いたけど、妻が好きなので、過去2回程角松敏生のコンサートを見に行った事がある。これとかこれとか^^; が、チケット買った時には気づかなかったが、今回はいわゆるコンサートとは違うパフォーマンスのようだ。

↑の写真をご覧頂いての通り、「脚本・演出・音楽 角松敏生」とある。つまり、音楽と演劇を融合させた舞台なのかな、と思う訳だ。で、実際見てみたら、正にその通りの舞台だった。

場所は神奈川芸術劇場。初めて行ったが、なかなか広々とした空間が心地良い所である。

 

↑3番目の写真はホールの外壁に描かれていた壁画というか何というか^^; 「人間は忘れる生き物」というのが何とも...(笑)上演物のタイトルかな?

今回は開演時刻を間違える事なく(爆)会場に到着。席はホールの3階席でステージほぼ正面。よく見えるのはいいが、3階席それも結構傾斜があり、しかも客席は縦長長方形に作られているので、ちょっと怖い(笑) ま、立ち上がったりしなければ大丈夫でしょう、という感じ(笑)

開演前は緞帳が下りていたので、ステージの詳細は分からなかったが、パフォーマンスがスタートすると、全容が見えてきた。ステージの後ろ半分が高くなっていて、そこに角松敏生と演奏者たちがいる。バンドは角松(Vo,G,Per)はじめG、Bs、Key、Dsが一人づつ、加えてホーン・セクション4人、コーラス5人、それとビオラとチェロが一人づつ、の総勢16人。そして、ステージ前半分に、演技者たちが踊ったり芝居したりするスペースがある。角松敏生プロデュースによる「THE DANCE OF LIFE」は、バンドによる演奏に合わせてステージ前方でダンスをする、というパフォーマンスからスタートした。

この「THE DANCE OF LIFE」だが、音楽と演劇を融合させた舞台パフォーマンスなのでは、と前述したけど、始まってみるとやや違うような間違ってないような^^; 基本的に音楽つまりバンド演奏は、ダンスの伴奏という形で、セリフを喋る時はバンド演奏は基本的になし。ミュージカルではないのだ。芝居の登場人物の大半はダンサーなので、ダンスシーンも当然ながら多く、ダンスするには音楽が必要だからバンド演奏も違和感ゼロ。セリフが歌になるミュージカルとは明らかに違う。正直言うと、たまにミュージカルの不自然さが気になる事があるのだが、この「THE DANCE OF LIFE」では全くそういうのは感じなかった。これは盲点(ん?)と思う。角松さすが^^

一応ストーリーはあるのだが、言っちゃ悪いがとても陳腐なので^^;ここでは触れません。すいません^^; 

角松率いるバンドが演奏した曲は、この舞台の為のオリジナルなのか、それとも既発表曲をアレンジしたものなのか、は不明。角松敏生をそれほど聴いている訳ではないので、申し訳ない^^; とはいえ、知ってる曲も1~2曲はあったので、既発表曲も結構あったのではないか、と思われる。終演後、会場を出る時観客(もろん知らない人)同士で「あれはサビだけだったねぇ」とか会話してたし。けど、どの曲もハマってました。ま、基本的に演奏は全てダンスのBGMなんで、当然といえば当然。演奏自体もタイトで良かったです。個人的には、女4男1という構成のコーラス隊がファンキーで良かったな、と思った。

この企画、角松の念願だったそうで、生演奏のダンスを軸に舞台が進行する、というスタイルは今まであるようでなかったような気がする。実に素晴らしかった。バンド演奏も良かったけど、パフォーマー(全員がダンスも芝居も両方するので、負担は大きかっただろう)も熱演で、良い舞台だったと思う。場面によっては、登場人物たちの感情や心理を、ダンスとバンド演奏だけで表現しているようなのもあり、陳腐なセリフを聞かされるよりも説得力があったような気がする。特に最後、カーテンコール前の物語を締めくくるダンスと演奏(それも2曲続けて)は圧巻だった。カーテンコールももちろん生演奏で、こちらも感動的だった。この舞台を見る限り、言葉より音楽の方がずっと響いてきたように思う。

いやいや、最初は???状態で見に行ったけど、実に素晴らしい舞台だったです。既に、来年続編の上演が決まってるらしいけど、どういうストーリーになるのか? ネタバレだけど、主人公は最後に死んでしまったように思えたので、どうなるんだろう? 来年も見に行くかどうか、はまだ決めてないけど(笑)

でも良かったです。ほんと、音楽って素晴らしい^^


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