「じぇんごたれ」遠野徒然草

がんばろう岩手!

ボランティアガイド

2005-09-05 22:26:44 | 歴史・民俗
 今月末に、仕事上担当する防火団体の研修があるが、今年は大槌城跡の見学が予定されている。
 ボランティアガイドさんによる大槌城の説明を受けながら城跡、大槌の歴史を探訪するといったものであろう・・・。
 最近、本編サイトで大槌城と大槌氏の歴史についてアップしているので、大槌氏関連のことは説明を受けなくても私個人としては構わないのですが、それでも私の知らないこと、ボランティアガイドさんの助言者として地元の郷土史家の先生でも同行されれば、これまたたいへん今後の研究に役立つ意味合いもあって、後者の方は有るか無いかは分かりませんが、少し期待してたりしております。

 ここ最近になって観光地といいますか、史跡等を抱える自治体ではボランティアガイドによる案内が大流行である。
 八戸根城に行った際は、城跡の入口あたりでウロウロしていますと、向うから声をかけられ、「ご案内しますよ」とのこと。それも二人、お揃いのジャンパーを着ている。個人的には好感が持てたのですが、私が遠野から来たと告げますと何故か「じゃ~ご案内はよろしいですよね」「はいっ、結構です」の会話、遠野から来たということと、ひとりで遠野南部氏縁の地を訪ねるということは、何かしら八戸氏(遠野南部氏)の歴史も詳しいに違いない・・と思われたせいかもしれません。
 翌日は、二戸市の九戸城を訪問したが、こちらもボランティアガイドさんが活躍されておりました。
 高橋克彦先生の「北を衝く」・・・九戸政実を扱った小説により、九戸政実は密かな脚光を浴びるといったブームもあって、九戸城のこと、九戸氏のことを売り込みたい、歴史を知ってほしいの思いがあったのだろう・・・。

 それでは遠野では・・・当然ながら遠野物語関連、民俗学的なことでのボランティアガイドは存在し、結構活躍されているみたいです。
 その養成講座も長期間にわたり、かなり洗練されたガイドがなされてもいると聞きますが、以前盛岡の先生から「遠野のガイドは、遠野物語だけか、いい加減な歴史認識で史跡を説明されるより、されない方がましだ・・もう少し郷土史も勉強した方がいい・・」と言われたことがあった。
 どこの史跡かは聞きそびれたが、史実と所伝、伝承はうまく区別して説明しなければならないのは言うまでもないと私は思います。
 しかし、最近は評判も良いみたいですし、遠野案内の幅と深みが加わったのではないのか・・・私はそう感じられます。いずれ私も観光客にでも混じって、そのお手並み拝見といきたいと思ってます。

画像は大槌城本丸に建つ碑・・・平成17年5月2日撮影
コメント (4)
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