「じぇんごたれ」遠野徒然草

がんばろう岩手!

こびり

2007-09-28 14:55:04 | 遠野
 朝から重い雲が立ち込め、雨もポツポツ、農家ではここ週末に稲刈を予定されているお宅も結構あると思いますが、なんとか思惑通り出来れば・・・と思っております。


 駒木前野の水田地帯・・・・一部、稲刈りもはじまり、コンバイン主流の昨今、ハセ掛けにこだわる方々もおられます。
 本日は雨模様で稲刈作業も中断中・・・。


 さて「こびり」・・・「こびる」ともいわれますが、祖母や両親、そして地域では「こびり」と言っております。
 農作業中の休憩時間にいただくおやつとでもいいますか、おやつも含めての休憩タイムそのものを表すこともありますが、ここではおやつという意味合いで記述いたします。


 私の少年時代のテレビ番組で「おもちゃ屋ケン・ケーキ屋けんちゃん・・・・等」ケンちゃんシリーズがございましたが、都会の子供達のことを知るドラマであり、一種の憧れなんかもありましたが、そんな中に、学校から家に帰るとおやつがあること、これにはもの凄い憧れを感じたものです。

 少年時代、おやつなんちゅうものは、ほとんどなく、強いていえば、農繁期、それも稲刈なんかで、こびりに出されたもの、それらが飯台や仏壇にあがっている、これらを食べるのが楽しみでもありました。

 それは・・・・



 がんづき、かねなり、串団子、焼餅・・・季節の果物(りんご、梨)、栗、枝豆・・・が多かったですね。
 画像は、がんづき、蒸パン、かねなり・・・(産直がんせから購入)

 祖母や伯母手作りの、がんづき、かねなりは姿形が「めぐしぇ」がったども・・・・味は天下逸品、時折食べたいとおねだりするも、こうした農繁期や特別な時でなければ作ってくれなかった。

 今は産直なんかで売りに出されたり、身近でも手に入れ易い世の中でもあります。



 かねなり


 田植や稲刈時期に田んぼの中でいただく「こびり」・・・これまた美味かった、今は農業はほとんどしていないので、子供の頃の記憶のみが懐かしい光景として残るのみ、自分の子供達にこびりの楽しさ、意義を教えてやれなかったと思うと少し残念ではあります・・・・・。





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 とぴあで開催の遠野ブログ画像展

 継ぎ接ぎしていた看板、ブログ展も10月3日までということで、看板も我慢できればと思うも、とぴあ開催での一番の人出が予想される土日がありますので、やはり見苦しい看板ではダメと判断いたしまして、作り直しました。



 遠野ブログ画像展とぴあ1階セントラルコートに於いて10月3日まで・・。
コメント (17)
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