嫁さんがほしいモノがあるとかで、久々に小友の「産直ともちゃん」に寄ってみた。
此処に来ると、店内に入るより先に、ある場所を眺めてしまうのですが、視界に飛び込んできた景色に愕然としてしまった・・・涙
奥友館跡が残される山野
前回(2010年春か?)の奥友館跡探訪では北側の山腹から尾根までの広範囲にわたって伐採作業が進められていたが、久々にみると山城跡が残される主要範囲まで既に伐採作業は終わっているようです。
まっ、館が機能していた時代は、木々がほとんどなくて、木柵等が山腹に張り巡らされ、画像のような感じに近かったかもしれませんね・・・。
主郭と思われる山上は3つの堀切で尾根を断ち切って、それぞれ空堀となって東西の斜面を下る遺構が確認できましたし、山上の土塁跡や階段状の平場もはっきりと残されております。
山上の段差
植林された杉の他、雑木も多くあったと記憶してますが、全て伐採されており、此処で云うまでもなく、その木材を出すための道の造成、これで空堀跡等が破壊されてしまう・・・。
山林所有者がおられてのこと、個人や団体等の持山ですから、私のようなものが口を挟む余地もないし、そんなつもりも毛頭ない。
それと他人の山の写真撮って、ブログに載せて、何いい気してるんだっ!と言われれば反論の言葉もなく、ただ「すみません」と写真や記事の削除に応じる自分が其処に居そうです。
城館跡調べや探訪は自分のライフワークで、この分野から郷土史への何かを得ようとかアプローチのひとつと細々ながら探訪活動もしてきましたが、そろそろ限界というか、その気が失せてきたような・・・、今回の奥友館跡の山野をみた際は、一気に力が抜けたというか、どうでも良いという思いに正直なってしまったようです。
既に郷土史関係も以前に比べれば縮小というか、ほとんど携わっておりませんし、史跡も含む城館跡も、ここらで一区切り、しばしの休止とするつもりです。
結局、さしたる実績も残せないままの戦線離脱、中途半端となってしまいましたが、それでも興味ある分野ではありますので、時折、気が向いたら山歩きを兼ねての城館跡探訪は続けたいとは思ってます。
秋田県北秋田市阿仁・・・秋田内陸線おくあに駅途中にて・・・
雪融け水を集めて、この時期しかみられない滝とか?