「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

TV受信で苦労する / すかがわでんきさんにお世話になる / 何でも光の時代@七里ガ浜 ☆= = =

2009-07-10 03:58:05 | 環境・土地
我が家ほどテレビを見ないウチも珍しい。私も妻も以前からテレビを見ない方だったが、今の自宅を建てた時に下の画像のようにテレビを露出させない内装をデザインしたくらいだから、ますますテレビから遠ざかってしまっている。自宅建築時点では、鎌倉市内はすでにインターネットと電話に関して光ファイバーの導入が可能であったが、テレビに関してはまだ不可能であった。そこで我が家はインターネットと電話は光で、テレビは普通の地デジを選んだ。しかしながら以下の2条件の下で自宅を建築したのである。

●屋根の上にTVアンテナを立てない
●電柱と電柱の間からビロロォ~ンと電線を自宅まで垂らして電気を引き込まない

この2つの条件を満たすため、スッキリポール(ご存じない方はこちら→http://blog.goo.ne.jp/kama_8/e/092ee24f0e4c13f840d95b9fe4a36b3bをクリック)を最寄りの電柱のスグそばに立て、そこへケーブルでも電線でも光ファイバーでもあらゆるものを引き込み、さらに敷地内の地中を通して自宅へ引き込むこととした。TVアンテナもスッキリポール専門の小さなものをポールの上に立て、そこからアンテナ線を通し地中から自宅に引きこもうとした。

スッキリポールを選択する理由は明確である。経済(あるいは景観)先進国における都市及びその郊外では稀なる風景を生みだす電柱という物体が、私は大嫌いなのだ。電柱と電柱の間を垂れ下がる電線も嫌いである。出来ることならその電線から枝分かれして空中をさまよい、住宅の壁へと引き込まれる電線も避けたかったのだ。



ところがTV受信に関してはうまく行かなかった。七里ガ浜はTV受信感度が恐ろしく悪い地域で、苦労しているお宅も多い。我が家もスッキリポールに専用の小さな地デジアンテナを立ててそこからアンテナ線を引き込もうとしたものの受信がうまく行かず、その方法を断念した。

それであっさりと方針転換して我々はCATVを選んだ。それ以来我が家では、電話とインターネットは光で、テレビはケーブルで、いずれもスッキリポールから地中を通して自宅に引き込む状態が続いていた。



しかし遂にド田舎の七里ガ浜でも光のテレビが見られる時代がやって来た。これならCATVを使わずとも、そしてアンテナを屋根上に立てずとも、テレビで美しい画像が見られる。CATVは受信料が高いし、我が家が関心がないBSやらケーブルの番組がやたらと用意されている。そこで私はCATVを止め、光でテレビを見るべく、NTT東日本に光テレビの受信を申し込んだ。

間もなくNTTの営業担当者がやってきた。彼は我が家の内外で小一時間ほど工事可能か否かを調べていた。我が家の場合は、インターネットや電話のためにすでに光ファイバーが屋内まで来ている。その配線は地中を通りまずは1階居室に端子の形で出て来る【下画像①】。一方我が家の分波器は風呂場の天井【下画像②】の上にある。NTTの営業担当者によれば「テレビも光にするためには、1階居室に出た配線を居室内の壁や天井をずずずぅ~っと這わせて壁から風呂場の上に突っ込ませ、そこで分波器につなげなければなりません」ということだった。しかし「居室内電気配線丸見えプラン」は避けたかった。あまりに見た目が悪過ぎる。家の中を長々と電線が這うのを今後ずっと見続けることになる。将来「変な工事をしてしまったなぁ・・・」と後悔することだろう。そこでNTTの営業担当者には悪いが一旦お断りした。

光によるテレビが内装美観的にいまいちだとすると、我が家にとって不要なCATVを解約した後もテレビを継続的に見るためには、この時点では、普通の地デジアンテナを屋根の上に立て、地デジテレビを見る工事をするしか選択はないと思われた。でもそれも出来ることなら避けたかった。


【画像①】


【画像②】

困り果てた私は近所の電気屋さんに相談した。ご近所のすかがわでんき(須賀川電気商会七里ガ浜店 所在地:鎌倉市七里ガ浜東4丁目4-12 Tel: 0467-31-2524)に向かってスタスタ歩いて行き、「どんなもんじゃろか?」と聞いてみたのである。須賀川さんはスグに我が家へやって来てくれた。私は須賀川さんを屋内へ案内し、「本当にこの家の中で、壁や天井に電線を長々と這わせないと光のテレビは見られないのかねぇ? それって見た目が悪すぎだよねぇ??」と質問した。

須賀川さんは屋内をチラッと見た後、不敵な笑みを浮かべながらアッサリとこう答えた。「まさかぁ・・・。そんなカッコ悪いことしなくたって、配線出来ますよ。簡単です。電話やインターネットの光の端子が居室の壁内側に出て来てるでしょ。ここからまたスグに外に配線を一旦出して、家の基礎づたいに人目から隠して外側で線を這わせて建物の裏側から風呂場の上の分波器のところに入れちゃえばいいんですよ」

なんと!!頼もしぃわぁ~★ やはり頼れるのは近所の電気屋「すかがわでんき」である。百戦錬磨の電気屋さんは、いろいろとアイデアが湧き出るのだ。光のテレビを見るという同じ目的のために、「家の中に配線をむき出しにするしか選択はない!」としたNTTの営業担当者のプランに対し、ベテラン電気店のオヤジさんは「秘かに人目に触れぬように外で配線する」見事なプランを提示したのである。



後日再び我が家に来てくれた須賀川さんは、この工事を短時間であっさりとやってのけた。お見事だ。間髪を置かずNTT東日本が我が家へ光テレビのサービスを開始した。須賀川さんはCATVの契約ストップの手続きまで全部やってくれちゃったのだ。

今では我が家は屋根上にアンテナなど立てることなどなく、屋内の壁や天井に配線を見せることもなく、快適に光のテレビを見ることが出来るようになった。屋内、屋外とも一見外観上の変化もまったくない。CATVも解約したので高い受信料も支払わずに済んでいる。インターネット、電話、テレビともに光化したのである。

やはり頼るべきは七里ガ浜の近所の方々だ。獣医、園芸、お酒、お好み焼き、スーパーそして電気店。近所のお店を利用しましょう。
コメント (6)
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