「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

春の嵐の夜も楽しく平和に♪@七里ガ浜

2012-04-03 19:08:01 | ペット
停電しても大丈夫。備えあれば憂いなし。



オレも、大丈夫。ニオイで方向わかるから。犬だし。鼻長いし。



だってかーちゃんの作った超刺激的麻婆豆腐だから。ニオイ強烈。



これ、うまいよ! 皆さん、早く御帰宅を。ただいま江ノ電運行見合わせ中。

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Time Flies ・・・ 東京駅周辺 ~ 古市憲寿 著 「絶望の国の幸福な若者たち」 ~ 「ワシワシ詐欺」な人達

2012-04-03 00:00:50 | 本/音楽/映画
Tokyo Metro丸の内線東京駅。



上の画像で遠くに見えるのが、現在リフォーム中のJR東京駅。大昔の、というかオリジナルの東京駅の姿に戻す工事を実施中。私にとってはお馴染みの地である。今から30年近く前のこと。就職し、働き始めた場所がここ丸の内だった。

Time Flies. 早いものである。



このリフォームでは屋根の一部に銅を使った工事が進行中である。その真新しい銅がピッカピカに輝いている。あれをみて、ちょっとヘン!という人が多いらしいが、銅は瞬く間に色が変わるので問題なし。10円玉と同じである。黒っぽく、茶色っぽく、そしてたまに緑っぽくなる。スグに馴染むこと間違いなし。



丸の内界隈ではどんどんビルが建て替えられている。古典的なビルの代表格である丸ビル、新丸ビルもずいぶん前に建て替わった。私が就職してから後に建った比較的新しいビルの中にも、すでに建て替えられたものがある。この界隈に本店あるいは東京営業部を持っていた銀行がたくさんあったが、それらの名前は当時のままでは残っていない。よくもあれだけ銀行が多くあったものだ。だからこそ銀行の数も減ったのだろう。



ここ。私の思い出の道。当時はもっともっと細く暗い道で、人二人がすれ違うのがギリギリなくらいだった。古いビルと古いビルの間の抜け道で、行きも帰りもここを抜けた。毎日「やだなーー」とか「バッチリだ!」とか思いながら通った道である。当時から比べれば、この道も明るく、随分広く、そしてキレイになったものだ。



我々世代には、我々より四半世紀ほど若い人々が不幸に見えることが多い。というのは、彼らは彼ら自身や彼らの周囲に成功体験があまりないように思えるからだ。例えば、彼らの多くは、その父親が家を買った後に売ろうを思っても価格が下がり過ぎローンの残債を返せないので家を売れもしない、という時代に少年期を迎えたという人々だ。経済的な成功を周囲に見ないまま、相対的に日本が下り坂にあった時代に人格形成がなされ大人になった人々なのである。成功体験が自身あるいは周囲にないまま成人したということは、さぞかしネガティブ・シンキングな人々だろうなぁ、などと想像したりする。



ところがそうでもないらしい。古市憲寿著「絶望の国の幸福な若者たち」を、私は今頃になって読んだ。昨年出た本だ。東京大学博士課程の古市氏が書いた、なんともクールな若者論。彼自身が若者だ。



古市氏はこんな人(↑)。



若者自身は我々が思うほど、自らを不幸と思ってはいないらしい。将来に対しクールだし、「社会の下降トレンドに今、自分はいる」と思う彼らは「今幸せか?」と聞かれれば「今は幸せ(=少なくとも将来よりは幸せだろう)」と考えるらしい。

「最近の若者はダメ」なんて言うのは、大昔から繰り返されたその時代その時代の非若者の意見。寧ろ「自分が不幸せ」と感じるのは、より高い年齢層の人々に多いことのようだ。



若者ではない人々にはこの本を読むことをお勧めする。最近は30代や40代の女性が自分のことを指して「女の子」などと言ったりするが、そんな人はあまりこれを読む必要はなさそうだ。むしろ「自分は若者でなく、若者より立派な経験と知識を持っており、メンタルな面で自分は若者に勝る」なんて思っている若者でない人がこれを読むと、知識が広がるだろう。

「ワシワシ詐欺」という言葉を、私はこの本で初めて知った。高齢者にその息子を装い電話をかけて「オレだよオレ。お金振り込んでくれないと、大変なことになる」と言ってカネを騙し盗るのが「オレオレ詐欺」だ。

一方「ワシワシ詐欺」とは・・・今の年金制度が持続不可能なことを認識しながら、現在の現役世代に不利な負担をさせたまま、自分に有利な高水準の給付を受け取って(死ぬまで)逃げきろうとする現在の年金受給者世代の傾向を指す。この「ワシワシ詐欺」世代は選挙における投票率が若い世代より遥かに高く、しかも裁判所が違憲と判断するくらいに「一票の重さ」がある田舎に住んでいる人の比重が若い世代より高いので、「詐欺」が政治的に容認されてしまっているとこの本では分析されている。


【Source:日本経済新聞】

上の画像は、どちらかと言うとそんな受給者世代あるいはそれに近い世代の人々。つい先日衆院財政金融委員会に招致され、驚愕のあつかましい発言をしたAIJ問題おっちゃんトリオ。どこか笑える写真である。

AIJ問題は別にして、金融庁と厚生労働省は厚生年金基金の制度とその関係機関に係わる問題を放置、あるいは対応を誤った。一方彼ら公務員はこの年金という領域を自分達の権益や第二の職場として長年利用し、彼ら自身のメリットを得ることに終始。その結果、厚生年金基金制度は今や瀕死状態に陥っているが、それで彼ら公務員の懐が痛むわけではなく、彼ら自身の年金は別のところで安泰であり、それらの原資は元々はすべて税金である。厚生年金基金の代行割れ分は、税金でも厚生年金保険でもなく彼ら国家公務員共済の資産を使い、彼らの給付を下げることで穴埋めしてはいかがか。それでようやくチャラかも。



古市氏はこの著書の最後に、なんと佐藤健との対談を持って来た。



皆さん、佐藤健って知ってますか? 「噛むんとにゃんにゃん・・・」で有名なチューイン・ガムのFit'sのCMで、4年ほど前に私は初めて彼を知った気がする。佐々木希も同様だ。



最近のFit'sのCM作成風景。佐藤健ってとてもクレバーな青年らしい。私も佐藤君を見習おう。

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