我が家で、堤未果さんのライブ講演を聞いた。ライブと録画両方だ。講演会に申し込んだが一杯だった。しかし、今はインターネット中継で見ることができる。お値段は2千円。わざわざ都心まで出かけなくとも、パソコン画面で堤さんが登場する。便利な世の中になったもんだ。
堤未果さんは、過去1,2冊ほど読んだことがある。アメリカの変容がテーマのようだ。今回の講演テーマは「ウォール街から見た世界」。
ゴールドマンサックスが、日本のいろいろなものを投資商品として買い漁っていく。そしてもっと商品を出せと。ゆうちょ、年金、そしてソフトバンク。日本銀行がソフトバンク株を買い支えている。
年金の運用は株が増えた。ソフトバンクが大損した。私の頭の中で、そんなニュースが繋がっていく。
かつての良きアメリカは、アメリカ株式会社になってしまった。「今だけ、金だけ、自分だけ」、日本の水道、種、食の安全、個人情報、教育、農地、医療、海、森など。
まだまだ買われそうだ。しかしまだ何とかなると、堤さんは言う。
情報を追っかけていては、追いつかない。ネットはほぼ無限、とても追いきれない。直観でおかしいと思うこと。そして、ネット情報より人とのコミュニケーションが大切という。
1時間の講演だから、ちょっと中途半端な気もするが、それでも私にとっては、初めてのライブ視聴体験だった。またチャンスがあれば聴こう。