資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

2030年の世界地図帳

2020年01月26日 | 読書感想

 

 2030年の世界地図帳、落合陽一さんの本だ。かなり前に買っておいた。350頁もありなかなか読めなかったが、ようやく読み終わった。内容は、4つのデジタルイデオロギー、貧困と格差、環境、SDGsだ。各章の初めに、その内容を世界地図にしている。ぶ厚い本だから、私の印象に残ったところだけを書く。

 デジタルイデオロギーのところ、オープンソースのアメリカンデジタル、ブランド力によるヨーロピアンデジタル、国家を後ろ盾にしたチャイニーズデジタル、一足飛びのサードウエーブデジタルの4つだ。日本は入っていない。

 環境のところ、見たことある図だな、と思っていると、昨年のエネルギー白書の各国の温室効果ガスの削減状況だ。これ、私のエネルギー基本業務研修に使ってる資料だ。削減状況は、日本、イギリス、EUが計画通り、アメリカ、フランス、ドイツがは上振れしてる。日本は真面目だからね。

 もう一つ環境のところ、アメリカンデジタルが、限界費用をゼロにし、環境と経済成長を両立すると。デジタルの世界ではコピーの原価はほぼタダだ。また共有という概念が強くなり、1個当たりの変動費が大きく減少する。従って環境と経済成長は両立するらしい。これそうなってほしいもんだ。

 そして、SDGsのところ、スイスと日本の比較、私、ハイキングで何度かスイスに滞在したが、漫然と、スイスこそ日本が目指す国だと思っていた。それが書かれている。

 スイスは日本に比べて、収入は高く、労働時間は短い。時計に代表される職人が高付加価値の製品を編み出す。量産が効かないから高付加価値、そしてデザインや人気があり、その価値は簡単には落ちない。まさにヨーロピアンデジタルだ。私は、スマートウウォチをしているが、こちらはアメリカンデジタル。

ほかに落合さんはいろいろ言いたいことがあるようだが、私の理解はこの程度です。

コメント
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