大晦日になった。「俺たちの箱根駅伝」を読んでいる。上巻を読み終わった。この物語は、予選会で通らなかった者達で走る、関東学生連合チームの物語だった。上巻は、当日走る走者が決まったところまでだ。そして、この物語は、走る者だけでなく、テレビ局側の物語でもある。箱根駅伝は、2日~3日だから、元旦は、下巻のスターが揃う、一番長い距離の2区あたりまで読もうかな。
そして、今日のテーマ、恒例の今年の「登山振り返り」を行う。まず、ちょっと必要になって毎月の登山データを取ってみた。YAMAPの記録があるから簡単に取れた。冬は少なく、百名山を三座登った9月は多いな。
1年前に書いた振り返りは、もう体力上、日本百名山は難しく、日本百名山ならぬ、私の百名山を選んでいる。しかし、今年は違う。再び百名山を目指す、というものだ。
その転機は、南アルプスの塩見岳登山だ。塩見登山で、私より年上のお二人の方と出会った。お一人は塩見が百座目、もうお一人は、私よりずっと体力がある方だった。その方たちに刺激を受けて、私も百名山を目指そうと気持ちが変わった。という訳で、今年のベスト10を選ぶ。日本百名山は塩見、間ノ、大朝日の3座だ。
まず、第1位は、その転機となった山、塩見岳。クラブツーリズムのゆっくり塩見で登った。3日間の行程だった。山の愛称は「漆黒の鉄兜」。山頂は曇天だったが、塩見小屋からはきれいに山頂の岩塊が見えた。こんな急な山、さっき登ったんだという感想。
第2位は、間ノ岳。二年がかりで、三度目の挑戦で登れた。登れた時は、ソロ山行、北岳経由で4日間の行程。北岳から間ノ岳の三千mの稜線は素晴らしかった。北岳~間ノ岳は往復したため、北岳は都合五度目の登頂となった。
第3位は、大朝日岳。前後泊を除くと2日間だ。配偶者と二人登山。古寺案内所から長い登り、大朝日避難小屋に初めて泊った。誰もいないといやだなあ、と思いながら入ったが、賑やか、ほぼ満員だった。翌朝の山頂は素晴らしい展望だった。
第4位は、蝶ヶ岳。こちらも配偶者と二人登山、登りが長く、ゴジラの木にも出会い、山頂からの槍穂高は、すぐそばで、圧巻だった。前後泊を除いて2日間。
第5位は唐松岳。山も素晴らしかったが、帰りの朝、風もなく、八方池に映る白馬連峰が素晴らしかった。ソロ登山で2日間。
第6位は、燕岳。ソロ登山、五度目だが、初めてブロッケン現象を見ることができた。ブロッケンは、自分だけしか見れない山の不思議な現象だ。昔は神様が現れた、と言われたそうだ。
第7位は、日高山脈のアポイ岳。ガイドさんと配偶者の三人で登った。それほど高い山ではないが、高山植物がすごかった。
第8位は、大雪山の黒岳、配偶者と二人、前後泊を除き日帰りだ。石室付近のお花畑、見たこともない広さだった。リスも足元に来た。
第9位は、奈良の大和三山、こちらも配偶者と二人、飛鳥検定を受験するついでに。標高は大したことないが、畝傍山、天の香具山、耳成山は、歴史の山だ。写真は、甘樫丘から三山を見渡す。
そして、ラストの第10位は、神戸須磨アルプス。冬だったが、瀬戸内海が見渡せて、岩々もあり楽しかった山だ。
今年も楽しい山歩きでした。来年のことは、正月に考え、書きますよ。