秋田県は、田沢湖の北にある温泉と、花の秋田駒、を組み合わせた旅に出かけた。まずは、バスで玉川温泉へ。この温泉は、強酸性で、ラジウムを放射する北投石のある温泉、普通の入浴のほか、岩盤浴があることで有名だ。
焼山という活火山のふもとにある温泉だ。まずは、新玉川温泉にあるビジターセンターへ。
ここでジオラマを見る。玉川温泉のできた様子がよくわかる。
北投石という、ラジウムを放射する石の模型。北投石はここ玉川温泉と台湾しかないそうだ。そういえば台湾に行ったとき、聞いたことあるな。
そして、ペーハーの比較。玉川温泉はペーハー1.1~1.2、もちろん日本一の強酸性泉だ。ちなみに、私の好きな草津温泉は、ペーハー1.5~2.0。
現場に行く。草津と同じ、湯の花を採取している。草津のような湯畑がある。
そして北投石。もちろん採取禁止だ。
大墳、玉川温泉の源泉だ。泉温は98℃と、ほぼ沸騰している。
岩盤浴は、街中のあの岩盤浴とは大違い。むしろを敷いてその上にごろり。掘立小屋もあり、映画テルマエロマエのシーンのようだ。
そしていよいよ日帰り入浴。脱衣所にはスマホは持ち込めないため、温泉成分はメモする。源泉97.3℃、ペーハー1.13。塩化物泉、二酸化炭素泉、含鉄泉、酸性泉と名がついてる。
療養泉の基準、泉温はもちろんだが、溶存物質は5.6g、基準の5倍以上の濃さだ。一番多い成分は塩化物イオンで3.1g。さらに特殊性分では、二酸化炭素、水素イオン、総鉄イオン、総硫黄、メタホウ酸、メタケイ酸など、みな基準の10倍前後含まれている。やっぱりこれは凄いね。
そして入浴、最初は50%に薄めた浴槽へ、次は顔だけを出し、体は箱の中に入れる蒸気風呂、最後は100%の浴槽へ。浴槽のお湯は、すごくしょっぱい。まるで、温めたお酢の中に入ってるようだ。こりゃ、長く入ると湯あたりするぞ、と感じて浴槽から出る。
宿は玉川温泉に1軒、同じお湯を敷く新玉川温泉で1軒と、こじんまりした温泉だ。自炊部もあり、長期療養の湯治客も多い、ガンの方も多いとか。
玉川温泉、やっぱりすごい温泉だった。夕方は、乳頭温泉郷へ戻り、ここで一泊する。続く。