資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

次の大型資格はMBA?

2025年01月20日 | 人材開発資格とその活用

 昨年3月に「生涯五百資格」を達成、年末に4年かけた「森林インストラクター」資格を取得。その後、気が抜けてしまった。次は何にしようか、登山は日本百名山を狙うんだが、資格は、気象予報士? 何かほかにないか考えた。ふと広告が目に入ったのが。産能大の大学院。ここの経営管理コースは、MBAである。

 じゃあと、パンフレットを入手した。私は3年ほど前に産能大を卒業した。コロナの真っ最中だったから、卒業式はなし、寂しい卒業だった。産能大の大学院はMBAだ、費用対効果を考えてみる。入試は、書類審査、面接、小論文だから、まあ問題なさそうだ。

 まず、費用。入学費用が27万円、学費が2年間で150万円。ただし教育訓練給付金が、最大112万円、差し引き65万円の負担だ。1年あたり32万円。MBAって、高額な費用が相場だが、そんなもんか。そういえば学部の時も、シニア割引きで2年間で24万ほどだった。年32万円と言えばお安くはないが、まあ出せない金額でもない。

 そして効果、共通科目がマネジメント理論、マネジメントケーススタディ、マネジメントの視座とスキルだ。経営管理コース科目は、戦略的マネジメントの実践、経営管理研究、この中に修士論文がある。

 授業は、オンラインも一部あるが、対面は、平日夜間か休日だ。代官山キャンパスだって。これはちょっと辛い。でも出席できないこともないな。

 そして、問題はその修士論文の効果だ。学部の時の卒論は、資格の講演や、ネタに随分使わせてもらって、資格の研修講師である私にとって、役に立ったものだった。修士はどうか、考えたが、もうあんまり使う場面はなさそうだ。マネジメント力の方も、中小企業診断士で実務を通じて使っている、もうこれから習うほどの価値はかなり疑問。

 という訳で、コストメリットは少ないと判断。まあ、学習で得たものでも、もう使わない、学習することにこそ価値があると考えるなら、それでもいいが、まだそんな心境にはなれないな。それにこの年で、修士号持っても、どこにPRできるんだ?

 という訳で、MBAは、今年は見送ります。さらに年齢が経って、見返りはともかく、とにかく学習したい、という気持ちになったらまた考えよう。それまでは、ブログにこの記事、取っておき、振り返りに使おう。

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商工会議所外国人採用の研修を受講

2024年10月15日 | 人材開発資格とその活用

 

 今日は久しぶりに、研修の受講感想。東京商工会所の研修「初めての外国人採用」を受講した。オンラインで約2時間、無料である。よくわからない分野なので受講しようと思った、その感想(ポイントのみ)を書こう。

 ポイントは5点。うち3点は資格に関することだ。まず一点目、なぜ外国人の採用が増えて来たか?特にコロナ以降、人出が不足した。突破口で外国人採用となったそうだ。まあ、わかるが、なぜそのとき、日本人の給料を上げるという手を考えなかったのか、これは、企業経営者と言うより、政府に対しての文句だ。給料を上げることは政府の目標でもあるのに、なぜあっさり安い給料の外国人に行ってしまったのか。今からでも遅くない、政府は、財政出動して、日本人の給料を上げよ。

 二点目、特定技能の受け入れには、支援責任者を制定し、支援計画を作らねばならない。特に責任者は、全体の労務管理に関する一応の知識は必要だそうな、そうだろうね。企業のあるレベル以上の管理者でないと務まらないだろう。中小企業さんは皆、大丈夫かな。

 三点目からは、資格の話。在留資格の「技術・人文知知識・国際業務」は、一定以上の学歴が必要だ。その中で特例は、情報処理技術、これだけは学歴じゃなく、「情報処理試験」で代替できる。調べると基本情報処理技術者でもOK、海外でもこの試験は結構実施されているそうだ。

 四点目、在留資格「特定技能」では、そのレベルを測るため、試験を行っている。日本語と特定14業種の技能実習評価試験。特に日本語はN4レベル以上。N4って調べて見ると、「平均的な日本語が理解できるレベル」「ややゆっくりの会話がほぼ理解できるレベル」だそうだ。日本語検定って、時々耳にするが中身に入ったは今回が始めてだ。皆さん、日本語能力試験って知ってました?

 最後の5点目、在留資格に関する入国管理局の手続きは、入管法で、弁護士と行政書士のみ、これも知らなかった、行政書士ってけっこう凄いんだねえ。とかいう私も、行政書士資格を取得して、もう35年、一度も使ってはないないし、これで食えるんかなと疑問だった。行政書士でも立派にメシが喰えるんだね。

 

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目指せ五百資格!~LGBT基礎理解能力検定初級に合格、次は・・

2023年06月01日 | 人材開発資格とその活用

 先日受験したLGBT基礎理解能力検定初級に合格した。LGBTだけあって、証書には何が書かれているか気になるので、全文書き起こす。

 ○○ 殿 

 上記の者は、多様性理解の一つとして、誰もが安心できる社会つくりについて理解すべく、性的マイノリティ及びSOGIの基礎知識を深める為、LGBT基礎理解能力検定初級講座の課程を修了したことを証します。

             特定非営利活動法人 日本セクシュアルマイノリティ協会
             EESa!虹の架け橋クラブ
             一般社団法人 CialFrame  

 となっている。「性的マイノリティ」だって。また「SOGI」とは、性的指向と性自認の英訳のアルファベットの頭文字を取ったものだそうだ。こっちの方がヤバそうだな。また、この団体、大丈夫かいな、今ネットで話題になってる公金チュ-チュ―の団体でなければいいが。

 さらに、上級の検定のお誘いが。ライブ授業4日間で初級合格者は、受講・検定料は43,780円なり。タレントの清水国明さんも受講したとある。

 また、EESa!虹の架け橋クラブで、更に知識をアップデートできるそうだ。

 もう一つ、SOGIカウンセラー、LGBTの深い知識を持つ、人事、労務担当者育成が急務です って、やる気満々だ。このLGBT、企業ニーズがありそうだ。

 それにしても今国会で自民党が提出した、LGBT理解増進法案、気になるね。広島サミットまでにとか言っていたが、サミットでは話題にもならなかったそうだ。なんだよ!

 そして国会では、法案が3本も並び立って、どうも可決されないようだが。可決されるなら、機先を制してLGBT教育の講師にもでもなろうかと考えたが、今のところ様子見だね。

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目指せ五百資格~LGBT基礎理解検定を受講・合格、アライになったけど・・

2023年05月10日 | 人材開発資格とその活用

 

 ネットで知ったLGBT基礎理解検定、初級を受講し、試験に合格した。最近炎上している(笑)LGBT検定、主催団体が2つあるようだが、私が受講したのは、LGBT基礎理解検定、初級と上級がある。こちの団体は初級1万円ちょっと、とお安いので選択。もう一方の方は4万円とかするため、敬遠。

 受講を申し込み、費用を振り込むと、IDとパスワードが送られてきた。そしてオンライン講義を受ける。講義は、LGBTの理解、基礎知識、NGワードなど、1時間半ほどだ。

 LGBTは、法律上の性、性自認、そして性的指向、の3つの段階があるから複雑だ。今世間で話題になってるのは性自認、トランスジェンダーのことろだが、実はまだ奥が深い。

 終了後、さっそく試験を受験。おや、この試験、選択式ではなく、空欄にワードを書き入れる方式だ。こりゃまずい。16問中、半分ほどしか覚えていない。なんと30点台だ。こりゃあかん、復習して、二度目の受験ができるか、と思ってチャレンジすると、できたできた。今度は87点で、合格。ああよかった。

 さて、検定の感想。ダイバーシティ(多様性)とインクルージョン(包摂)で、疑問点が一つ。最初に講師が、いまは世の中、差別で問題がありますよね、と始めた。おいおいそうかな、別にLGBTで問題があるなんて感じてもいないがな。

 そして一通りの基礎知識を得た。もうこれでいいんなじゃいかな。LGBTの法制度が話題になっているが、別にこれ以上の縛りは必要ないと思う。一人一人が基礎知識に従って、できることを進めて行けばいい。

 法律を作って、誰が喜ぶんだろう。実際、LGBTの方は、ほとんどが放っておいてくれと言ってるし、活動家だけが騒いでいるようだ。銭湯や温泉、公衆トイレがおかしくなりそうだし、あとは、教育機関が公金チューチューで補助金で儲かることくらい。

 私は、LGBTはこの研修でもう十分、との感想です。ちなみに、この協会では、この試験の上級や、SOGIカウンセラー、LGBTプロフェッショナルインスタラクター等が用意されている。もし法律ができたら、この資格を持った人が活躍するんだろうが、そこまではいいよ、性自認を法律にするなんて、行き過ぎ、と感じた資格研修でした。

 

 

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やっと理解できた加給年金と振替加算

2021年10月11日 | 人材開発資格とその活用

 先日、日本年金機構から「生計維持確認届」の提出依頼が来た。なんだっけ、と送られてきた資料を読んでみた。そうか、加給年金の確認だ。

 その昔、年金アドバイザーや社労士の学習をしたときに出てきた加給年金や振替加算が、今更だがやっと理解できた。加給年金とは、本人が65歳に達したとき、扶養する配偶者が65歳に達するまで支給される「年金の家族手当」だ。ただし、その後も振替加算があり、これは一生続くようだ。

 一方で、ファイナンシャルプランナーの学習のとき、自身のファイナンシャルプランを作成するにあたり、困ってしまった記憶がある。加給年金が振替加算で一生支給されるなんて、ムシがよすぎる。なんかおかしいと思い、振替加算は無視して、プランを作成した。

 今回来た資料には、例示があり、加給年金は妻が65歳に達したら、夫の加給年金に代わり、妻に振替加算が付くような図になっている。

 さらに資料をよく読んでみたら、振替加算は加給年金の約10分の一の金額になる。そうかこれなら理解できる。加給年金は私の場合、約40万円、その後の配偶者への振替加算は、約4万円だ。だいぶ違う。

 以前学習したとき、よくわからなかったのは、加給年金と振替加算と箱の高さが同じ(図の〇の部分の高さ)だから、金額もてっきり同じだと思っていたのだ。それで一生加給年金が同じ額続くのはおかしい、と思っていた。でも十分の一じゃね。

 昔わからなかった加給年金と振替加算が、理解すべき時に理解できた「生計維持確認届」でした。

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女性活躍検定って?

2021年08月15日 | 人材開発資格とその活用

 私がよく受験する検定の団体、全情協からダイレクトメールが来た。「女性活躍検定」受けませんかと。どんな検定かよくわからないが、もう5回目だという。

 女性活躍に関する法令ができているが、この関連らしい。女性活躍検定と、その上のマスター検定がある。試験の内容は、団体HPから切り取って貼っておく。

 しかし、上記の内容を読む限り、直接何かに役に立つ内容ではないようだ。とするとどんな人たちが受験するんだろうか。企業の総務部門かな、どうも私にとっては、その気になれない検定だ。どなたか受験された方、コメントくださいな。

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B検3級を団体受験、全員合格、ホッとした

2021年05月04日 | 人材開発資格とその活用

 

 

 今年の私の新人研修の目玉、ビジネス能力検定の団体受験、その日がやってきた。新人対象のため、クラスは3級。受験生には、テキスト、問題集などを自習してもらって、いよいよ受験の時間。

 パソコンの接続を確認して、受験者に、協会から貰っているIDとパスワードを渡す。試験画面に入ってもらって、時間になるのを待つ。10分ほど待って、時間になる、さあスタートだ。試験時間は60分。

 私は後ろから監督役だ。この試験は、協会から直接目が届かないだけあって、いろいろ規則が厳しい、まして今回は、新型コロナ対策まで入っている。このような試験の監督員は、10年前に中小企業診断士一次試験の監督員をやったが、それ以来、二度目になる。

 よく見ると、試験問題は、各受験生によって、少しずつつ違っているようだ。これは、カンニング防止の目的かな。

 開始40分ほどして、一番早い受講生が終了する。終了を入れると、少し待ち、新しい画面で、小さな字で得点と赤字で「合格」の文字が現れた。そして続々と合格が出始める。60分すると、自動的に終了し、最後の人も「合格」となった。この試験、3級の合格ラインは70点、合格率は80%ほどだそうだが、今回の企業さんは13名、全員が合格。受験生より、正直、講師である私の方が緊張した。もし不合格者が出たらどうしようか、今度は個人受験だが、CBTは、東京、神奈川とも5月は満席だそうだ、困ったな、となどと考えていたが、杞憂に終わった。

 これで、緊張感のある「ビジネス能力」の研修もできたし、新入社員もいくらか、自信を持ってくれるだろう。よかった、よかった、心の中は、ホッとしている。

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オンラインになるビジネス能力検定3級の予習

2021年04月06日 | 人材開発資格とその活用

 

 私は、毎年新入社員研修で、ビジネス能力検定(B検)3級のテキストを使っている。今年も使う予定だが、試験はまだ受けさせたことがない。従来は年に数回、一定の日に会場に出かけての試験だったからだ。今年からCBT試験になるようだ。ならばパソコンスクールや、団体なら会社でいつでも受験できるから、だいぶ使い勝手はよくなる。

 例年だと、テキストも問題集も途中までで、時間切れ、で終わってしまうが、ことしは最後までやってみよう、受験するかもしれないから、とテキストと問題集を最後まで予習する。時間の多くは、指宿温泉のワーケ―ションと往復の飛行機内だ。

 テキスト153頁、問題集107頁、模擬試験を1年分やってみた。3級は新入社員向け、それほど迷うような難しい問題はない。敢えて言うと、敬語で尊敬語と謙譲語の使い方が難しい。敬語は新人でなくとも十分じゃないかなね。それに、統計データや表の読み方、グラフの作り方、のあたりが難問になる。日本経済のビジネス用語も新人には難しいだろうな。

 最後に模擬試験をやってみる。大問7問で1問に5つの小問だ。合計で7×5=35問、私は全問正解、第7問目の表とグラフの読み方が少し迷ったが、最終的には、全問正解!! よし、準備完了。

 

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ほめ達検定2級に合格!!

2021年03月29日 | 人材開発資格とその活用

 ほめる達人、ほめ達検定2級に合格した。先日研修を受講し、研修後すぐに検定を受験した。結構難しく、動機付け理論やアドラー心理学なども出題された。

 330点満点で220点以上が合格だと聞いていたが、メールが来て開封するときは、ドキドキだった。結果は330点満点で270点、やや余裕のある得点で合格である。

 認定証はプリンタから出力、それはいいんだが、認定カードまでプリンタ出力だ。プリンタの設定をどうすればいいのかわからないので、巨大なカードが印刷されてしまった。

 これで、459個目。今年は新しい検定が飛び込みで入ってきて、もうじき今年の目標460に到達しそうだ。これで冬の試験はすべて全て終了。2月の湯もみ免許は、数年かけて取った資格、大きかったな。あと、5月には自然観察指導員を受講してみようと思ってる。実技系以外では、6月の城郭検定2級以外があるが、ほかには、秋まで予定がない。なんか探すか。

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ほめ達検定2級研修を受講

2021年03月19日 | 人材開発資格とその活用

 ほめる達人検定(ほめ達検定)2級のオンライン研修を受講した。平日の夜、3時間である。少し前に、2級を受講しませんかと、協会からメールが来たため、久しぶりに受講してみるか、オンラインだし、と受講を決めた。ほめ達検定は、調べると、3級を9年前に受講した。3級は当時、集合研修を受講すれば全員合格だった。たぶん今でも同じだと思う。

 2級の受講生は33名。グループワークもありこれは4名ずつ。内容はネタばれになるから詳しくは書かないが少しだけ。①「ありがとう」の反対語は、「当たり前」、当たり前だと感謝が生まれない。②チャンクアップとチャンクダウン、これはコーチングにも出てくる。アップは抽象的になり、ダウンは具体的になる。言葉の力はアップの方が強いが、使い方のバランスが重要。

 そして、グループワーク。オンラインのグループワークもだいぶ慣れてきた。ワークは3回。1回目は自己紹介、私以外は3級を半年くらい前に受講している。私だけ9年前だ。

 2回目は、ほめ達を実践した感想や手応え、私以外は最近体験したことを話す。私はこのほめ達検定で、フジテレビ笑っていいともに出演したときの話をする。

 3回目は、当たり前のことを感謝する、どんな言葉をかけるか、だ。私の出番になってふと思いついた。私のビジネス上のお客様で一番多いのは、安全の動画講座のお客様だ。この動画のビジネスモデルは、講師とお客様は全く会話しない、知らない。それで成り立っているビジネスだ。これはまずい、次の収録時には、感謝の動画を1枚追加しよう、と気づきがあった、時間になりました。

 この研修で新たに知ったこと、「トルネード拍手」。Zoomでは画面内のため、オーバーアクションが必要になる。このため拍手するときは、拍手しながら手を大きく回す、というものだ。これ、確かに相手に拍手の気持ちがよく伝わる。これから使おう。

 終わって、1週間以内に2級のオンライン試験を受験するというきまりだ。私は忘れないように講座終了後、すぐに受験。結構難しい。合格ラインは220点/330点だ。試験は単語記述式と文章記述式だ。結果はギリギリかな。暫く待とう。

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深入り、女は話が長い

2021年02月26日 | 人材開発資格とその活用

 

(上の写真は、下の記事とは直接関係ありません)

 先ごろ、森元総理の発言「女は話が長い」で日本中、いや世界中大騒動になった。私も思うことはあったが、騒動に巻き込まれるのも嫌で黙っていた。さて、もういいだろうと深入りしてみた。

 あの発言、全文を読んでみた。女性蔑視の意見表明した方のうち、全文読まれた方はどのくらいいるんだろうか。「政府はスポーツの指導層の40%を女性にしようとしている。ラグビー協会もそれを受けて女性の理事を5人入れている。聞いた話だとその女性たちは話が長いそうだ。しかし、この組織委員会の女性方はわきまえておられてそんなことはない。欠員があればまた女性を選ぶ」正確ではないが、概略このような内容だ。

 まあ、例え話だとしてもこれはよくない。謝罪して取り消すことは必要だろう。でも辞任するほどじゃないと思うが。例によって朝日や毎日の切取りで、一気に広がってしまった。この方、切取りされるのは初めてではない、公人ともなれば、このくらいのことは知っておかないといけない、本人のミスだ。

 そして数日後、この騒動で虎ノ門ニュース木曜日の有本さんが関係者へ取材した話として、この協会、ラグビーをする団体でそもそも男性ばかり、ここに女性が入ったため、初歩的な質問が多く時間がかかっていたという。また最近聞いたニュースでは、東京オリンピックの選手の女性の割合は40%台だそうだ。ほう。

 ここまでが私が入手できた事実。ここからは私の考察を書こう。2点ある。1点目、ラグビーのようなほとんどが男性のスポーツに監督や理事などの指導層としてほんとに40%も女性を入れる必要があるんだろうか。選手の数に応じて指導層も同じ割合が自然じゃないだろうか。ラグビーのような男性がほとんどのスポーツに無理やり女性を大勢入れると何が起きるか。異文化の方なら暗黙の了解事項も知らないだろうから、質問や意見も多くなり、会議は時間がかかるだろう。真面目な方ほど、理解しようとして、質問するだろう、従って、わかっている理事はイライラもするだろう。

 もう一点。組織内に文化の違う人間を入れる摩擦は、女性に限ってのことではない。これは企業でも時折見られる。同じ文化を持った層の議論では、新しいアイディアは出てこない。そこで異なった文化を持った人間を入れて、刺激を与えて、新しいアイディアを出す、社内のプロジェクトでもこれはある。

 私も企業内の頃、これを経験した。私は既存の文化を持った方だったが、異文化の方が入ってきたプロジェクトだった。その新しい方、真面目で、初歩的、基本的な話を何度も繰り返し聞く。既存文化の方は、最初は丁寧に説明していたが、だんだんイライラしてくる、私もそうだった。そのうち怒り出す人も出てきた。結局、異文化の方は馴染めないでそのプロジェクトは終了したが、これは女性に限った話ではない。異文化の人間を入れるときに生ずるコンフリクト「葛藤」で、どこにでもある問題だ。

 こちらの解決策は、どうだろう。まずは既存文化の人間は、ある程度は、我慢して付き合うこと。そして異文化の人間は、皆の時間を無駄にしないため、基本的なことは、事前に聞いたりして学習してくること、そして肝心な議論したい事項は時間をかける。この位かな。会議資料は事前配布して、不明な点は事務局に聞いておくこと、などはその対策の一つだろう。

 資格でいうと、コミュニケーション手法で「アサーション」というのがある。コンフリクトの解決、自己主張を爽やかにする方法だ。自分の主張と相手の主張を折り合いをつけ。問題を解決する手法で、そのフレームを学ぶ。確かコミュニケーション検定で出てきたと思ったが。私は今でもこのアサーション手法、新入社員研修で使っている。

 長くなりましたが、吐き出してスッキリしました。

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グリーンブックとセンシティブ・トレーニング

2019年03月10日 | 人材開発資格とその活用
ポスター/スチール写真 A4 パターン1 グリーンブック 光沢プリント
クリエーター情報なし
写真フォトスタンド APOLLO

 仕事が午後、半日空いたため、映画、「グリーンブック」を見に出かけた。アカデミー賞作品賞の作品だ。実話だけあって、割と平坦なストーリだ。アカデミー賞に該当するか、話題になっているが、これは私の専門外。白人と黒人の差別の物語だが、そこそこ楽しめた。この映画を見て、私、白人と黒人の融和のためにできたという、ST(センシティブ・トレーニング)を思い出した。

 私、サラリーマン時代に会社でいろいろな研修を受けたが、このST研修、もっとも刺激が多かった研修だ。まだ30歳にかかった頃だろうか、新任管理者の研修でこれを受けた。もっとも、確か城山三郎の小説で出てきたから、内容はある程度知ってはいた。

 1週間ほど、当時の山の中にある会社の研修所に泊まり込む。STが何かは同じ受講生には黙っていた。数人のグループになり、椅子を寄せ合って座る。講師が1名つく。そして講師がテーマも示さず、さあ、始めてくださいという。皆話すこともないため、自己紹介を始める。1時間ほどのセッションを1日何回も繰り返す。

 自己紹介もすぐ終わり、積極的に話すこともなくなる。そして今度は一人一人、自分の過去を話し出す。ときには、キツイ突っ込みも入り、涙声にもなる。1回のセッションが終わると、講師が今の時間を色にしてくださいという。これが不思議、だんだん明るい色になり、最後はメンバーは、ほとんどが白になる。そしてもういいや、となったら終わりだ。1週間の予定だが、我々のチームは1日早く終わった。

 このトレーニングは、自分を人前でさらけ出すという訓練なんだろう。自殺者も出るほどリスクのある研修で、しっかり訓練を受けた指導者がついていないと、絶対やってはいけないという。

 訓練終わって、近くの山、蓼科山をハイキングしたことを思い出す。企業さんでは、今もやってるんだろうか、この訓練。

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ビジネスマネジャーBasicTest®を受験した感想

2019年02月14日 | 人材開発資格とその活用

 先月診断士のウチの研究会に、東商の方に来てもらい、ビジネスマネジャー®資格などの話をして頂いた。これ受験しないとわからないなと感じたので、ようやく受験してみたものだ。ビジネスマネジャーBasicTest®であるが、この資格は、商工会議所の公的資格の割には、ネット受験可能な資格だ。そして合否ではなく、得点が結果だ。

 朝起きて、ネットで費用を支払い、ユーザ登録して、受験。終わって採点結果をダウンロード。ここまで1時間半ほどだ。受験もお手軽になったもんだ。1時間の試験時間で60問、私の結果は83点。何も学習せずに受験したから、まあこんなもんか。83点なら普通の試験では合格だろう。ということで、これも取得資格にカウントする。これで419個目だ。

 さて、この試験の受験した感想を書く。誰を対象にしていかが問題だが、マネージャーといっても広い。大企業の若手管理職向けなら、まあこれはいい試験だろう。しかし、中小企業や、小さな商店の管理職向けにはどうだろう。使わない知識が多過ぎるようだ。

 例えば、経営戦略用のPPMやPEST分析、5フォースなどがかなり出題され、その基礎知識を問うのだが、普通の管理職ではまず使わないし、不要なものだ。知っていればそれに越したことはないが、これでマネジャーの知識を判定するのはどうかな。大企業の若手なら将来、経営戦略をやるときに必要にはなるが、その人数は全体のほんのわずかのはず。中小企業診断士の勉強をしている人にはぴったりだが、一般の方向けにはどうかな。

 あと、応用問題があって、実際に遭遇しそうな局面のリアルな問題だが、これはなかなかいい問題だ。それに、リスクマネジメントは、法令やコンプライアンスなど役に立つ知識だ。リスクだから、実際に遭遇するかどうかわからないのは、想定して考えないといけない。このような問題は、資格試験には格好の問題だ。

 ということで、このくらいのポジショニングの試験だ。これを踏まえて試験に挑戦して下さいな。写真は、私の合格証です。

 

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診断士のプロ講師養成講座に参加

2018年09月12日 | 人材開発資格とその活用

 中小企業診断士が受講生となるプロ講師養成講座に参加している。7月から始まったが、私は2回目の出席だ。このコースは通算5年目の受講だ。月に1回、日曜日の開催だが、資格試験や講座講師の仕事が入って、とても全部は出席できない。この日は、午前は、資格試験だった。

 

 講座は、この回は「経営理念」、診断士一次試験でいうと、企業経営理論の科目だ。ミッションービジョンーバリューの流れや、社是と社訓の違い、企業の目的と社会責任などだ。講義中、松下幸之助の「水道哲学」も出てきた。これは、水道をひねると水がただのように出る。松下の製品もこのようにしないといけない、というものだ。

 水道をよい商品の見本と出すのはいいが、あんまり簡単に考えないでほしいね。水道だって、その仕事に働く人は、ダムの建設・パイプラインの建設・維持管理、浄水場の運営、消毒の管理など大変な仕事をこなして、安い値段で水道を供給している。水道は、ただみたいな値段で簡単にひねると出る・・はどうなんだろう。同じライフラインで働いた者として、あんまり簡単に言うなよ、という気持ちになる。

 ほかには、時代の構造変化、企業の原点、そして経営理念の具現化として、ディズニーランドの例など、この話はもう何度も聞いていて、私の研修資料にもすでに使っているものだ。来月は初めての懇親会、果たして、参加できるかな。

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働き方改革法案が成立、働き方マスターもこれまで?

2018年07月02日 | 人材開発資格とその活用

 働き方改革関連法案が成立した。これで先日取得した、働き方マスターも使命は終わりかと思ったら、資格名も、「働き方改革マスター」ではなく、「働き方マスター」となっている。別に改革が終わったら終わりじゃないようだ。従って試験は続く。

 

 8本の法案だったが、今日はしばらく前に話題になった、高度プロフェッショナル、「高プロ」について書く。私は自由業だが、すでに高プロと同じ仕事をしてる。誰から指示されるわけじゃない、お客さんがいるから、そのニーズによって、納期や内容が求められるが、その程度だ。あとはずべて自分の責任だ。朝早く起きたら、5時頃から仕事もするし、夜間休日も関係ない。そしてやったぶんだけ収入は増える。中間搾取もない。お天気がいいと、明日山に行こうと、これも自分の意思一つだ。年収要件も、ほぼ同じ。ということで、とっくに高プロを実践してる。そして今の生活に満足している。

 法律のほうは、サラリーマンが対象だから、会社には、上司がいて、ある程度の指示はあるだろう。従って、私のような自由業よりは制約は多いはずだ。そして長く働いても短く働いても成果重視だから、たぶん給料は同じだ。そう考えれば、この制度、サラリーマンのほうがモチベーションは上がらないと思う。

 そんな制度、経団連はやりたくてしようがないようだった。年収要件からだと対象は、サラリーマン全体の3%以下だ。3%の残業代なんて全体から見れば大した金額じゃない。そんなに一生懸命になるなんて不思議だ。ということは、やはり年収要件をだんだん下げて経営としたらおいしい制度にしたいことくらいしか考えられない。この制度、これからどう進展していくか、しばらくは目が離せないね。

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