西武線の清瀬にある東京安全衛生教育センターの石綿(アスベスト)使用建築物解体等業務特別教育インスタラクターコースに参加した。月曜日の朝、清瀬駅のタクシーに乗ると、運転手さんが金曜日までカン詰めですか、と聞く。その手のお客さんが多いようだ。私は水曜日までだ。
(第1日)
今回の受講メンバーは15名、オリエンテーションの後、教室に入り、自己紹介と他己紹介。私はグループリーダーとなる。いつもこの手の研修はリーダーをやらされる、まあ、いつものことだ。そして第1科目は労働衛生概論。午後に入って第2科目は関係法令、そして第3科目は石綿の使用状況、夕方は健康管理。これを吸うと中皮腫になってしまうが、石綿のサンプルを見せてもらった。その石綿をまじまじと見るのは初めてだ。 そして、初日の夕食は懇親会。終わって宿舎に帰り、リーダーの仕事である報告書を記入し、初日が無事終了。あと二日。
(第2日)
今日は、作業管理&作業環境管理、そして船舶の解体、さらに保護具、夕方は教育方法と明日の指導案の作成、分担まで作成して解散だ。
保護具は、メーカーさんが来て講義を受け、各人に防塵マスクが配られ実技演習。そして空気がどのくらい漏れているか、測定装置で一人ずつ測定した。私の番では、ろ過式の防塵マスクは、しっかり装着したつもりでも10%ほど漏れる。一方電動マスクは全くと言っていいほど漏れない。ただしお値段がだいぶ違う。早く低コストになってもらいたい。
明日はアスベスト教育のカリキュラムの作成と発表をやって終わり。めでたくインスタラクターの資格を取得できる。早く宿舎の風呂入って寝よう。
(第3日)
今日は最終日。朝8時半から5人でグループ討議を開始。成果物は、特別教育のスケジュール、それに4段階(動機付け、教育内容、理解を深めるグループ討議、まとめ(受講者が職場で実践する実施事項とその手段))の教育計画を作成する。一テーマずつ片づけていき、11時には討議終了。そして清書して発表の練習をする。
午後は発表、我々は先頭の班だったが、3班ともよくできていた。講評を戴き、研修を修了。最後にインストラクターの修了証を戴く。さて資格は取ったし、これから研修資料を作成し、収録に臨む。